見出し画像

野菜嫌いなこどもへの対策

パーソナルトレーナーの大西健太です。(@kenta_trainer
大阪、奈良で活動しています。専門学校で講師をしたり、中学野球クラブチームや公立中学校の部活動でトレーニング指導したりしています。また保護者への食育活動も行っています。

さて、今日は保護者の皆様から非常によく頂く質問に対して私の考えを書いていきます。なるほど、そういう考えもあるか~という感じでみていただければと思います。

「こどもが野菜を全然食べなくて・・・どうすればいいですか?」

これです。
ではいってみましょう!

【結論】こどもに野菜は”無理に”食べさせなくていい

「は?」という声が聞こえてきそうですが、閉じずに最後までお読みください。成長期のこどもはそんなに野菜を必要としていないかもしれないという話です。
その理由が下記の画像です。

まずはカロリー

細かい栄養の話は抜きにしてですね、生きていく上で必ずエネルギーが必要なわけです。要するにカロリーですね。

そのカロリーですが大きく分けて3つあります。

①生命維持に必要なカロリー
→これは絶対にカットできない

②成長に必要なカロリー
→骨や筋肉をつくるためのカロリー

③運動に必要なカロリー
→動くためのエネルギー源、車のガソリン

成長期のこどもってめちゃくちゃ元気ですよね?
ずっと公園で遊んでるし家に帰ってきてもまだ遊ぶ。
ちょっと寝たと思ったらまた遊ぶ。

こどもは大人に比べて思っているよりエネルギーが必要ということです。
更になにかスポーツをしていればさらにエネルギーが必要となります。

もう一度画像を確認しましょう。

ここで大切なポイントは運動に使うカロリーが増えた場合、成長に使うカロリーから奪ってしまうという点です。

こどもは本能的に成長するために行動し続けます。
「生命維持、そして成長に必要なカロリーをどこかから摂らなくては!」となるわけですね。

山で遭難、お腹が空いて死にそう・・・

イメージしてください。
運よく救助されて、食事を頂けることに。

①ほかほかの白ご飯とおかずにお肉
②キャベツの千切り

さあ、あなたならどちらを選びますか?
もちろん①ですよね?
②を選ぶという人はかなり強情な人でしょう。笑

無意識に①のはずです。
もちろん美味しそうというのもありますが、
一番の理由は「カロリーがある」からです。
生命維持のためにエネルギーを補給できるものを選択します。

こどもは無意識に高カロリーなものを選択する

例えば、キャベツの千切りなんて、かさの割にエネルギー量はかなり少ないんですね。成長に必要なカロリーとしては物足りないわけです。
だから、野菜よりお肉を優先して食べるんです。
ピーマン、ブロッコリーより唐揚げ、ハンバーグを食べるんです。

ここで勘違いされると困るので書いておきますが、
決して野菜を食べなくていいということではありません。
野菜に含まれるビタミン、ミネラルも大切です。

しかし、成長期のこどもに必要なのはまずカロリー、そしてタンパク質なのです。ごはんやお肉、魚といったものを好んで食べることが多いです。

「なかなか身長が伸びない」
「なかなか体大きくならない」

もしかしたらあなたのお子様には単純にエネルギーが足りていないかもしれません。(もちろん他のビタミン、ミネラルも大切ですよ)

まとめ

  • こどもに”無理に”野菜を食べさせなくていい

  • まず成長に必要なのはカロリーやタンパク質

  • 無意識にカロリーが多いものを選択する

無理に食べさそうとすると反発して余計に食べなくなるということもあります。気長にみてあげてください。

さらにはこどもの好き嫌いは親であるあなたの生活習慣が関わっているかもしれません・・・
これは書くと長くなるのでまたの機会に!

参考になったら「いいね!」を押したり
SNSでご感想をシェアして頂けると嬉しいです!
(次の記事も頑張って書けます!)

LINE公式アカウントはこちら

食事、栄養の豆知識を配信しますので、
ぜひ友達追加しておいてください(^^)
食事や栄養のご相談もLINEでお気軽にご相談下さい!

おとなの食育@大西健太
公式アカウント

SNSやホームページはこちら

AP-CONDITIONING 大西健太


あんたの応援が励みになります!