私的2020年この漫画が良かったよランキング(2020/12/25)
私的2020年この漫画が良かったよランキング
年末も近いので何かとまとめられる時期。
私もご多聞に漏れずまとめたいと思います。
そう、私的2020年この漫画が良かったよランキングを。
このマンガがすごい、とか次にくるマンガ大賞とかはある程度流行りを予知して書いてますがこのランキングでは単純に私が2020年に読んで良かったマンガのランキングです。
一応2020年に1巻を読んだ漫画を選びました。
あと今回あえて1巻しか刊行されてないやつは除外しました。
1巻とかって舞台説明だったり、登場人物の紹介だったり、起承転結の起が分かりやすく起きたりして正直盛り上げやすいと思ってます。
マンガのある程度の面白ポイントって結、オチにあるとは思いますが、承転の上手さってのが個人的には大事だなぁと思っていて、1巻だと評価しづらいので今回1巻だけのマンガは外しました。
もちろん1巻だけしか出来てなくてもこれ絶対おもしろくなってくやん！1巻の上手さでわかるやん！ってのもあります。
その辺は別日に書こうかなと思います。
あと別に私は次にくるマンガを当てる仕事をしてる訳ではないのでミーハーな部分はあまり気にしないでください。
第10位 魔都精兵のスレイブ(連載中)
日本各地に異空間『魔都』が出現―― 魔都に存在する『桃』が女性にのみ特異な能力をもたらすことにより、『魔防隊』と呼ばれる女性兵が組織された。 ある日、鬱屈した人生を過ごしていた男子高校生・和倉 優希は突発的に発生した魔都の入り口へと迷い込んでしまう。そこで出会った『魔防隊』七番組の美しき組長・羽前 京香に「お前を私の奴隷にする」と宣言され…!?
ジャンププラスで連載しているToLOVEる枠
出雲天花(いずもてんか)組長が可愛い、ただそれだけ。
ただそれだけで十分ぶち抜けるパワーがある。
あいつは天下をとるよ。天花だけに。
押しかけ女房良いよね
第9位 カッコウの許嫁(連載中)
五等分の花嫁枠。今の所三等分ですが。
ヤンキー君とメガネちゃんとか山田君と七人の魔女の吉河美希先生が描いてます。
ヤンメガの頃は真島ヒロ味凄かったですが七人の魔女くらいから吉河味が出てきてカッコウの許嫁は完全に吉河味です。
デフォルメの女の子が可愛いです。
僕は妹ちゃんが好きです。
この顔、表情から明らかに途中でヒロインレースから脱落しそうだが妹ちゃんぐは果たして勝つるのか。
どうでもいいですが相変わらず喧嘩の強い男が主人公なのは多分性癖なんだろうなぁ。
まぁ、ラブコメだし女の子が可愛ければいっか！！
第8位 ７人のシェイクスピア ＮＯＮ ＳＡＮＺ ＤＲＯＩＣＴ(連載中)
舞台は16世紀、空前の演劇熱に沸くロンドン。片田舎に育った無学の青年・ランス（W・シェイクスピア）は、個性豊かな仲間たちの才能を結集し、芝居の脚本を書き始める。それは、１本のペンだけを武器とした“革命”だった――！ 絶対的格差のなかで“自由”を求めた、７人の文豪たちの熱筆疾風録!!!
無印からNON SANZ DROICTは少しだけ時間が流れてますが、実際は続いているので1個にまとめました。
ハロルド君のマンガやっぱおもすれぇんだわ。
演劇とか全然わからないですし、今の世の中でこんなに演劇に熱があるのか？と言われるとうーんって感じですが当時のロンドンの演劇熱は凄かったらしく、政治に関わったりしていたりして面白い演劇を書ける脚本家＝神！みたいな扱いを受けていてそういう熱を上手く描いてくれてこっちに伝えてくれるのはさすがハロルド君って感じで良かったです。
一応話としてカトリックとプロテスタントの対立とか当時の宗教のセンシティブな要素も出てきたり歴史のお勉強にもなりました。
最新刊の辺りでみんな知ってる演目、ロミオとジュリエットや、ファウストとかが出てきて「お」ってなります。
第7位 君のことが大大大大大好きな100人の彼女(連載中)
「好き」っていいたい！ いわれたい！ 中学卒業式に100回目の失恋をした愛城恋太郎は、高校でこそ初めての彼女を！と願う。そんな彼の前に現れた恋の神様が告げた未来は「高校生活で出会う“運命の人”は100人。しかし彼女達は、幸せになれなければなんやかんや（中略）あって…死ぬ」 突然始まるDEAD OR LOVEな純愛ハーレムライフ!! 絶対に脱落しない・させない！ 負け彼女（ヒロイン）0の多人数（ハーレム）LOVEコメディの新発明・新回答の第1巻!!
愛城恋太郎、お前は光だ。
ラブコメ界の光。
本当に100人出すのか心配でしたが、なんかマジで100人出そうな勢いあります。
本当に100人出た時にマンガとして成立するのか、実際に1つの話で登場人物100人出たマンガなんてあるのだろうか。
そういう意味で読むと凄く実験的に思えて楽しめます。
ちなみに僕はメイドさんが好きです。
第6位 少年のアビス(連載中)
何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児（くろせれいじ）は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。
初恋ゾンビの人のマンガ。
初恋ゾンビでは少しドロドロしてますが少年サンデーで連載していただけあって少年向けの恋愛マンガって感じでギャグも小気味よく、テーマっぽい初恋は実らないのか？という部分も上手く解決してくれて凄く爽やかなラブコメでした。
それがヤンジャンに移ったらこれもんよ。
移った瞬間いきなり闇属性の魔法を唱えてきてビビりました。
過疎化してる田舎町っていう舞台と主人公を取り巻く環境がいい意味でマイナスに噛み合ってて良いです。
令児くんがどこまで堕ちていくのか凄く楽しみで単行本派やめて毎週ヤンジャンで読んでます。
ちなみに初恋ゾンビは明らかにタイトルで損してますが面白いのでそっちもおすすめです。
第5位 ワンダンス(連載中)
自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木（こたに かぼく）。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉（わんだ ひかり）。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む！ 部活、勉強、就職、友達、恋愛。必要なことって何？無駄なことやってどうなるの？いやいや、君の青春は、自由に踊って全然いいんだ。２人が挑むフリースタイルなダンスと恋！
引っ込み思案な主人公＋魅力的なヒロイン＝青春なのは世の中の摂理、青春漫画学会では有名な公式です。
しかしこれにフリースタイルダンスを組み合わせるとどうなるか。
なんと100点の青春漫画になるんですよねぇ。
ダンスって一見漫画としては動きで表現するある程度映えはするんですが、ダイナミックな迫力を読者に与えようとするとどうしても画力が必要になったり、抽象的な漫画になりがちなんですがこの漫画はそのギリギリをちゃんと描いてくれててコマに迫力があります。
音楽に対して細かくリズムを刻んでるシーン。ちなみにこの後モブの子が「マッサージ機くらい震えてるじゃん…」ってビビってました。
ムラサキとかシャドークロスもそうですが、最近ダンス漫画増えてきててもしかすると今漫画界ではダンスが熱いのかもしれない。
第4位 裏バイト 逃亡禁止(連載中)
命に値札を付けろ。令和の最恐ホラー爆誕。
裏バイト。
それは合法違法含むグレーゾーンの高額報酬アルバイト。
その金は、あなたの命の値段。
とある事情で大金を求める黒嶺ユメと白浜和美の2人は、
軽い気持ちで裏バイトに手を染めていく――。
死と直面する第1巻。
※本作品は心身に多大な影響を与える可能性がございます。
閲覧は自己の責任において、十分に注意して行ってください。
これによって生じるいかなる損害について、一切の責任を負いかねます。
ホラー漫画。
田口翔太郎といえば過去に裏サンデーで無敵のパイセンというシュールホラーを連載してましたがそれにストーリーをつけてサスペンス要素を足した感じ。
怪異の描き方がとにかく秀逸でゾッとするタッチで最高。
話も世にも奇妙な物語のホラー系を彷彿とさせるあと引く怖さを感じます。
毎週土曜日に裏サンデーで無料更新されるんですが、毎週アプリで課金して先読みしてます。
個人的には2巻の自然保護監視員っていう話が好きです。
第3位 ぽんこつポン子(連載中)
キュート可愛い！ぽんこつメイドロボ登場！
ちょっぴり未来、さびれた海辺の町で繰り広げられる
どたばたスローライフコメディー。
妻を亡くし、静かに余生を送りたいと考える頑固ジジイ、
吉岡の元にメイドロボットが突然現れて…
その人生が大きく変わっていく！？
こんなロボがそばにいたら、
あなたの暮らしも断然、楽しくなる！
『おにでか！』著者・矢寺圭太の新境地。
読めば、マイナスイオン出てきます！！
ポンコツメイドロボット
＋気難しい頑固ジジイ
＋少しずつ打ち解ける
＝大好こｗ
頑固ジジイがポンコツメイドロボットと打ち解けてくマンガ。
私の弱いツボの一つに人間と少しずつ打ち解ける、心を開くロボット(アンドロイド/ガイノイドも含む)ってのがあって、もうこの設定だけで大好こｗ
そんな中でポン子の舞台設定は近未来の世界だけど、結局物語の舞台は田舎だから近未来感はない。でもところどころガジェットとかに未来感はあるっていうあまり難しく考えずにSFも楽しめるっていうお得。
途中から参戦するメインキャラの一人にジジイの孫娘がいます。
夏休みの間だけジジイの家に来るのですが、この娘とも打ち解けます。
そして夏休みも終わり、その娘は実家に帰るっていう話があるんですが私はその話、何回読んでも涙ぐむ。
個人的に100万点のシーン。最高。
あとこのマンガは明確に死による別れを匂わせてるのがとても良いです。
いつまでもジジイとポン子の日常を見たいとも思いますがそこを日常系に落とさずに別れがあるからこそ、出会いや日常が輝くエピソードとして読めるのかなと思いました。
第2位 フランケン・ふらん Frantic
ふらん復活! あの美少女天才外科医が帰ってきた! 彼女のメスが生むのは、奇跡か、恐怖か…!? 衝撃のメディカルホラー! 「フランケン・ふらん対開田さんの怪談」も収録!
七人のシェイクスピアと同じ感じなので無印の方も入れました。
倫理や道徳なんか全部無視したブラックもブラックのブラックジョーク満載なんですが、話の組み立て方とアイデアが凄い。
1話ないし2話くらいでエピソードが完結するので読みやすい点もベストです。
しかも1エピソード1エピソードのアイデアがすごくて、正直これ1エピソードだけで連載書けるやろってくらい唸らせるような話があります。
でもそこをフランケン・ふらんはさっぱり落とすのも良い所。
命は平等ってのを地でいってます。
エログロとブラックジョーク、ショート・ショート的な話が好きなら間違いないと思います。
第1位 青野くんに触りたいから死にたい(連載中)
君に触れるなら、死んでもいいよ。これがわたしの愛なんだ。アフタヌーン公式サイト「モアイ」掲載の１話が３０００００ＰＶ突破！話題の「青野くん」がついに単行本化！天然少女・優里ちゃんと、その彼氏・青野くん。ごく普通のお付き合いをしていたふたりだが、ある日突然、青野くんが「いなくなって」しまう……。絶対に結ばれないし、触れ合えないふたりの、でたらめで切実すぎるラブ・ストーリー。
主人公の優里ちゃんと死んでしまった彼氏の青野くん、でもお化けになって青野くんが帰ってきた！青野くんに触れられないけど、優里ちゃんは青野くんに会えたからそれだけでハッピー！でも人間と幽霊、絶対に交わることができない恋愛！甘酸っぱさ爆発でどうなっちゃうのぉ〜！？
と思ってたらゴリッゴリのホラー漫画でした。
恋愛、しかもあまずっぺぇ表現もあるんだけどもう半分はホラー。
ホラーと恋愛の板挟みで読んでると情緒がおかしくなる漫画です。
とにかく怖いシーンはキャラの表情が怖い。なんかホワホワしてる画だから青春最高〜、あまずっぺぇ〜。この飴美味しい〜。って安心してる次のページの1コマ目でいきなり「ひえっ…」ってなる。
幽霊には触れないけどキスしたいから自分の指を当てる事で疑似キスをするシーン。
こんなん思いつく作者は確実に幽霊との交際経験がある。
でも恋愛っていう飴の部分も欲しいからついつい読んじゃう〜！
メインキャラに関してあまり深掘りしないのもいい塩梅なのかなと思います。
キャラの深掘りされてない浅さは恋愛っていう甘い部分でフィルターしてるおかげでカバーしてる気がするし、たまに出てくる恐怖要素とのギャップにもなっているのかなぁと。
あと伏線的なのも張られてて、深掘りする＝重大なネタバレになるのであえてちょこちょこ浅く掘って提示して引き込んでくるのも漫画力あるなと思いました。
今最新刊(7巻)まで買えば一応長いエピソードの一つに区切りがつくので今買うのおすすめです。
総評
ラブコメ多かったなぁ、と思いました。
というか今年面白かったマンガ10本選ぶって凄い難しかったです。
基本的に自分が読んだマンガは自分の好みで選んでるので、正直全部当たりなんですよね。
あとランキングという形式にしましたが、ランキングじゃなくて単純に十選とかにして、ランキングにしないほうがよかったかなぁとも思いました。
次回やる時はその辺を改善しようと思いました。
他の人もやってないかな。気になる。
2020年、いい漫画多かったです。
2021年もいい漫画に出会えますように。
おわり
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