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めぐみんをこう動かしてみた!【コマ撮りアニメ】

コマ撮り大道芸人の篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。

コマ撮りをしたフィギュアはTVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!2』より、爆裂魔法使いのアークウィザード「めぐみん」です。(figma製)

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今回はコマ撮りをしたい人の参考になればいいなあと思い、少し細かいアニメの解説をしてみます。

『爆裂魔法を放つ、めぐみん』

尺は約9秒 フレームレート15ps(風の揺らぎのとこだけ30fps)  撮影時間約4時間  

今回の僕なりに工夫したポイント

・全身を使って動かす。

・杖のさばきをかっこよく。

・風を表現しよう。



・全身を使って動かす。

パーツの一部分だけ動かすと、まるでロボットのように見えちゃったりします。例えば人が振り返るアニメートの場合、頭だけ横に回してしまうと不自然に見えます。その時は肩も少し振り返るほうへ動かしてあげると自然になります。片腕を上げる時は、腕だけでなく同時に体の傾きを少し加えてあげると良いです。そのように一部分だけ動かすのを避けて、全体で動かすように心がけると違和感が薄れて自然に動いているように見えてきます。

めぐみんの場合もよく見るとわかりますが、動く時は必ずパーツの一部ではなく胴ひねりや膝の曲げが一緒に動いています。


・杖のさばきをかっこよく

このすば2のアニメのopでめぐみんが杖を回していましたので杖を回転させる動きを入れました。ちょっとかっこよ過ぎたかもしれませんが自分のアニメーター魂を優先!

うまく回すためには回転のコマ割りを良い位置に持ってくることです。速すぎると回ってるように見えなくなり、遅すぎると勢いがなくてメリハリがなくなってしまいます。回転しているように見えるギリギリのスピードで、さらには杖を構える決めポーズまでの逆算をしてコマ割りをしました。

杖の回転とひねりジャンプを組み合わせることでアクティブなめぐみんになりました。

・風の表現

めぐみんが爆裂魔法を放ち、風が吹きます。本当は服と髪もなびきたいのですが、フィギュアの性質上動かせませんでした。動かせるマントと帽子で風を表現します。マントは付け根が可動するので開いたり閉じたりランダムに動かしました。あまりうまくアニメできてません
…。ランダムより、開き閉じを規則的に動かすほうがよかったのかなとも思います。柔らかくもっと自由に動かせる作りになっていれば、なびきが流れる動きをつけてあげると良いのかもしれません。

帽子は硬い作りなので形を変えることはできませんでした。そういう時は被っている角度を変えてあげることで風を表現してみましょう。


反省:全体的にすこし動きが速すぎたかなあと思っています。
あと、めぐみんの個性を出した演技もやってみたいなあと思いました。


以上、めぐみんをこう動かしてみました!でした。

つづく。


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