パナライカ最強単焦点レンズNOCTICRON 42.5mm/f1.2の破壊力
こんにちは、KenTanahashiです。
今月も引き続きPanasonicさんからお借りしている【LUMIX G100】を持って、この夏の暑い中撮影に挑みました。
普段はキットレンズをつけっぱなしにしており、近所に用事あるときでも首にぶら下げて持ち出しています。
前回の記事ではドイツのLEICA社の厳しい品質基準をクリアしたLEICA DGシリーズ、いわゆるパナライカレンズについて軽くご紹介しました。
今回はパナライカシリーズの単焦点レンズの中でもトップクラスに美しい描写のNOCTICRON 42.5mm/f1.2(ノクチクロン)についてご紹介したいと思います。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2
まずはこのレンズについて簡単なスペックについてご紹介したいと思います。ノクチクロン42.5mm/f1.2(正式名称:LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.)は、なんといっても大口径F1.2が特徴の中望遠レンズです。
MFTの単焦点レンズの多くはf2.8~f1.4程度が多く、よくマイクロフォーサーズはボケないなんて言われることもあります。フルサイズ換算でいうと絞り値は約2倍になるので、例えばf1.4ならフルサイズでいうところのf2.8相当のボケ量になるということです。
実際に使ってみたところやわらかいボケ感と立体感はお見事という感じで、これが本当にMFTのレンズなのか?と思うくらいに美しい描写で思わず息をのんでしまうほどでした。
光学式手振れ補正「POWER O.I.S.」を搭載しており、G100に対して少し大きめなレンズですが何も心配することなく使うことができます。AFも高精度で高速なので狙った被写体にピタッと合わせることができます。
ではさっそく作例をご紹介します。
※作例はすべてAdobe Lightroomで現像済みです。
作例紹介
G100にノクチクロンをつけて田舎道を散歩しました。
まずはこの写真を見てください。手前の前ボケから奥へと滑らかにピントが合っています。この1枚を撮った時に思わず「おお!」と声が出てしまいました。これがMFTでも撮れるんです。開放f1.2で撮影しましたが、奥の被写体をしっかり写しており、描写の甘さも感じられないシャープな写りです。
今度は手前の被写体にピントを合わせました。ボケが非常に美しいですね。ピント面も非常にシャープで、手前の柿の実と葉っぱの立体感がよくわかると思います。
今度はf5.6まで絞りました。金属の錆やツタの葉まで良く表現できており文句なしの描写。
ボケだけではなく中望遠レンズとしての役割もしっかり果たしてくれます。この2枚のように空や日常シーンの切り取り系の写真でもしっかり写すことができます。
次はガラスの反射を写した写真です。実像と虚像のバランスがよくとれていると感じました。ガラス面はとてもクリアで、写り込んだ背景もしっかりと描写されています。
独自技術のナノサーフェスコーティングで、ゴーストやフレアを大幅に低減するとのことですが、真正面からの逆光では手前にゴーストが入りました。撮影時にゴーストやフレアが入らないようなカメラの角度や立ち位置を見つける必要がありそうです。これはどのレンズでも同じなので特に気になりませんでした。
斜光や順光で撮影。日が沈み始めたころでもしっかりと写っています。
有機物、無機物、近景、遠景とどんなシーンでもよく写ります。
夕焼けの空を撮影しました。日が沈みかけの空を撮影しても、立体感のある雲の様子を写すことができました。
全て開放f1.2です。これだけ写れば文句なしです。
いかがでしたでしょうか?今回はNOCTICRON 42.5mm/f1.2についてご紹介しました。このレンズを持っていればMFTでも美しいボケを楽しむことができます。様々なシーンで活躍してくれる頼れるレンズです。是非LUMIXを検討している方はノクチクロンの美しいボケを手に入れましょう!
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