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クレヨンしんちゃんの映画『夕陽のカスカベボーイズ』についてお話ししたい


はじめに

クレヨンしんちゃんの映画、見てますか?

私はもう15本ほどクレヨンしんちゃんの映画を見てきました。(1993年がクレヨンしんちゃん映画の始まりで2024年現在32本)

もちろんクレヨンしんちゃん以外にも、人生を通していろいろな映画を見てきました。

しかし、私が見てきた多くの映画の中でナンバーワンはクレヨンしんちゃんの映画です。

それが『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ』です。

そして、人生で出会った映画主題歌の中で最も好きなのがこの夕陽のカスカベボーイズの主題歌になっている、NO PLANの『〇あげよう」という曲です。

※『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ』:2004年に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズの12作目。この作品は、通常のギャグ色が薄く、ハードでシリアスな要素を持つ。物語は、野原一家の「家族の団結」よりも「かすかべ防衛隊」の「友情の団結」を強調している。しんのすけ以外の隊員たちは、途中退場することなく最後まで主役レベルの活躍をする。この映画は、風刺やパロディが多いシリーズの中で初めて西部劇を扱った作品であり、ギャグの比率が多く、コメディ色が強かった前作から一転してシリアスな要素も盛り込まれている。
※NO PLAN:テレビ朝日系列のバラエティ番組『内村プロデュース』から生まれた、男性6人から成るユニゾングループ。メンバーには内村光良(ウッチャンナンチャン)、さまぁ〜ずの三村マサカズ、大竹一樹、TIM、ゴルゴ松本、レッド吉田、ふかわりょうが含まれる。彼らは「芸人魂」を熱く唄う番組内ユニットで、その歌詞にはお笑い芸人たちの情熱や哀愁が込められている。

ネタバレも含まれますが、1ファンとしての考察や想いを書いていきたいと思います。もし見ていない方で見てみようと思ってくださった方はこの先映画視聴後にご覧ください。

クレヨンしんちゃんの映画の特徴

クレヨンしんちゃんの映画は一貫して意識されていることがあると私は思っています。

子供と一緒に来た「親御さんも」楽しめるという点です。
3点に分けて以下で挙げていきます。

1点目。夕陽のカスカベボーイズは、西部劇を舞台としています。少なくとも子どもたちには「西部劇」のイメージはわかないでしょう。少なくとも大人の方が状況は読み取りやすいです。

2点目。クレヨンしんちゃんの映画はかなり細かい設定が多いのです。正直子どもには難しい設定、気づかない設定というものがちりばめられています。本作で言うと、「物語が止まっているからずっと昼のまま。物語が進むと時間が経過していく」という設定は正直小学生以下だとなかなか意識できません。物語を追うのに夢中だからです。実際に、映画が公開された当初、私もまだ小学生に入りたてくらいでしたのでまったく意識していなかったです。(笑)
しかし、大人になって改めて視聴した際は、この設定を落ち着いて追っていました。すると、エンディングに向けて盛り上がるシーンで、とても細かく、外の風景が暗くなっていく描写を見てこの映画は本当にすごいと思いました。

3点目。子ども(しんのすけ)視点で見ることも大人(特にひろし)の視点で見ることもできるということです。夕陽のカスカベボーイズでも、しんのすけが比較的自由に動けている時にひろしは厳しい労働を強いられていました。ここぞというときに大人としてリーダーシップをとって積極的に協力を呼び掛けていました。大人はひろしに感情移入している方も多かったでしょう。

3点目に関してはオトナ帝国の逆襲なども顕著です。オトナ帝国の逆襲では、しんのすけ視点で見るのとひろし視点で見るのでは全く見え方が違います。当時の映画館、きっと子どもに連れられて「仕方なく」来ていたはずの大人の方が、真剣に見入っていたと思います。当時大人が子供以上に泣きまくっていたと思います。大人になってみて気づきます。オトナ帝国の逆襲の主人公はひろしだったんです。

さて、話がそれてしまいましたが、大人視点という話をしていました。年を取ると、子どものころに見ていた映画も全然違う見え方をすることがあります。

夕陽のカスカベボーイズについて

実は夕陽のカスカベボーイズも、大人になって見直すまではナンバーワンというほどではありませんでした。

主題歌のNO PLANさんの『〇あげよう』も子どものころは何も思いませんでしたが、大人になって聞いて感動しました。あれは大人に向けた歌詞です。子どもが本当の意味を理解できる歌詞ではないです。大人になって聞いて、初めて歌詞の意味が分かる映画だったのです。
「おかえり」と言われたような感覚でした。子どもの頃に見たあのエンディングの見え方が全く違いました。

内容を知っている方はわかると思うのですが、しんのすけは紛れ込んでしまった映画の世界の中の人物椿ちゃんに恋をするも、儚くその恋は終わります。しんのすけがあそこまで好きになった人は、ななこおねえさん以外では椿ちゃんしかいなかったでしょう。椿ちゃんに会えないことが判明してこの映画は幕を閉じます。そこで切ないイントロから始まるエンディング。これが余韻に引き込むのです。正直言葉が出ないです。こんなに美しいエンディングは見たことがないです。当時の映画館、あれ映画館でエンディング中に帰っている人がいたら相当センスないです。エンディングが真骨頂、そんな映画ありますか。エンディングのためだけに用意された映像がまた泣けるのです。

『叶えるのが夢だけど、叶わなくても夢は夢さ。泣いて笑ってそれが人生。』そんな切ない歌詞を背景に流れる映像は映画の本編では会えなくなってしまった、しんのすけと椿ちゃんが幸せそうに踊る映像です。切なすぎます。エンディングで泣く大人が多発したと思います。

今思うと、クレヨンしんちゃんの映画は大人が楽しめる要素がちりばめられています。

皆様も久しぶりにクレヨンしんちゃんの映画を見てみてはいかがでしょうか。

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おわりに

長くなりましたがどうしてもnote記事に残しておきたかったので筆を執りました。

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