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「ストップ・メイキング・センス4Kレストア」(2023)

 怠け者の自分が奇跡的に確定申告を早めに終わらせる事に成功したので、その夜になんか自分へのご褒美的なものはないかな、という事で行ってきました。トーキングヘッズのライブ映画です。トーキングヘッズはほとんど聴いた事が無くて、レコ屋でディグっていてよく見かけるバンドぐらいの存在でした。いるなーぐらいの。けど全然聴こうとしないという。
 しかし、映画の評判がすこぶる良い。タナソーのthe sign podcastが好きでドネーションもした事あるんだけど、この映画をパロったTシャツやらコップやらもあって元ネタこれだったんだーというのもあり。先月ミッシェルの映画を映画館を見て死ぬほど良かったから、映画館で見る解散したバンドのライブ映像は、実はロックファンが重ねるべき嗜みでは?だとかいうのもあり。よし見に行くぜー!と近くの映画館へGO。

 映画の導入はデヴィットバーン(Vo.今もご存命)がラジカセを持って1人で登場。歌い始めるのだが、あれ、トーキングヘッズって4人じゃないのかしら?ニューウェーブのすごい人達みたいなあれで噂は聞いてるけど、今日はお一人で?1983年のライブ映像という事だけど、もしかして他のメンバー欠席の代わりにラジカセ流してるのかな?この映画はそんな野暮な事は思わない民度と音楽偏差値の高い人々に絶賛されているだけであり、私のようなパンピーはお呼びでないのではと一抹の不安を覚えた。
 しかし、ベース、ドラム、ギターと曲を重ねる事にメンバーがどこからともなくやっては来て、コーラスはじめサポートメンバーも加わりいつの間にか映画館にもフォウ!!な歓声と拍手手拍子が散らばり始めていた。ゆっくり右肩上がりのライブ映像はとても新鮮だった。今はライブが始まるワクワクに合わせて1、2曲目からガツンとかます事が多い気がする。けどこのトーキングヘッズはゆっくり確実にアクセルを踏んでいくライブで後半はノリノリ満足。うーん良かったっすね。

 サポートメンバーのギタリストでアレックスという人がこのライブでは演奏していて(いつも帯同してたのかも)、見た目が髪を短くしたジミヘン瓜二つなのである。かっちょいいギターソロもあり、もしかしてご親戚?と思ってググったけど全く違いました。以上です。

 

 

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