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プロ野球 オープン戦での個人成績は当てになるのか?<打撃編>

オープン戦での順位は本当に当てにならないのか」では、やはり、あまり当てにならないという結論に至りましたが、では個人成績はどうだろうかと疑問が残ります。順位と同じように当てにならないのか、はたまた反対の結果になるのか、調べてみました。

こちらも過去10年の個人成績の打率TOP10の選手が公式戦で各リーグの打率が何位だったのかを表しています。
公式戦の「-」は規定打席以下だった選手となります。

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上表を見てみますと、過去10年でオープン戦打率ランキングTOP10の延べ100選手の内、公式戦でも所属リーグの打率ランキングTOP10を記録した選手は21名で、21%の確率になります。
やはり、オープン戦の打撃成績どおりには公式戦はいかないということが分かります。

100名のうち、セ・リーグの選手が30名、パ・リーグの選手が70名でパ・リーグの選手のほうが多いうえ、公式戦打率ランキングTOP10入り率は26%で、セ・リーグの10%を上回っています。
ですので、オープン戦で調子のよかったパ・リーグの選手の4人に1人は公式戦でも活躍するが、セ・リーグは10人に1人ぐらいかなと確率的にはみることができます。

春先は投手よりも打者有利であると言われてますし、試合数も少ないこともあり、結果が出やすいのは確かです。長い公式戦で良い結果を出すには、瞬発力ではなく、好不調ある中で如何にコンスタントに実力を発揮できるかという持久力が試されるということでしょうか。

次回は同様に投手編を調べてみたいと思います。


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