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2022年、NSC首席芸人、決まる

日本最大級のお笑い養成所であるNSC。そのNSC現役生の集大成ともいえる「NSC大ライブ2022」が2月28日に東京、大阪で行われました。

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今年は全国398組のNSC卒業生が芸人(卒業後の道のりはこちら)として巣立ちます。

この大ライブは2011年度から創設されて、今年で11年目になります。
過去の首席は下表の芸人になります。

首席の中での出世頭は、やはり、THE W、R-1ぐらんぷりを制した
ゆりやんレトリバァ
でしょうか。
ゆりやん含め、大阪はピン芸人が目立ちます。掛け合いがない分、ネタが面白ければ、スタートダッシュは可能なのでしょう。反対に、コントは熟練の時間がかかるのでしょうか、大体6~10年くらいで、名前が露出されてくる、ざっくりとした感覚です。

さて、今年は、大阪では44期、東京では27期になりますが、レベルがかなり高いです。NSC現役生でありながら、賞レースで準々決勝や準決勝まで進出しているコンビやピン芸人が複数いて、例年にない結果を残しています。

そんな有望な世代の中で、首席をとったのは、

大阪 宛先プレーン(コント)
東京 ミヤコジマ(漫才)

です。

大阪の決勝には、モデル亜ガマ、こめじるし、ぺ、七輪、もものみ、軍艦、ウリ、宛先プレーンが進出し、この8組で最も多く票を集めた宛先プレーンが優勝しました。
優勝した宛先プレーンは、大卒23歳の荒木健太とサラリーマン歴6年で29歳のたかまんによるコンビで、やや遅咲き。たかまんは大手広告代理店の管理職との二足の草鞋というから素晴らしいです。

東京の決勝には、始刻天、ミヤコジマ、青いデルタ、ナンシャ、美月、アイランドアイランド、カリン、らんぴょんが進出し、この8組で最も多く票を集めたミヤコジマが優勝しました。
優勝したミヤコジマはボケの道古風杜と井内大介が結成したコンビ。2人とも大阪・都島区の出身なので、ミヤコジマで、道古は大阪NSC38期、井内は大阪NSC39期に入ったもののすぐに挫折し、会社員などしていたが、諦めきれずNSC東京校に入り直してのこの結果でした。

また、大阪の軍艦はM-1グランプリ2021準々決勝進出、今回ファイナリストではないですが、準新作はR-1グランプリ準決勝進出と同期も早くから活躍。東京の青いデルタはキングオブコント準々決勝進出と、こちらも早くから頭角を現しています。

これから、各劇場で勝ち抜いていかなければなりませんが、是非、テレビでたくさん見られるよう頑張ってほしいですね。

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