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藤井聡太四冠の前に立ちはだかるのは⁉

※2021年度終了時点までアップデートしました
※記事中の藤井聡太四冠は五冠となりました


まさに向かうところ敵なしの藤井聡太四冠、現在、王将戦第3局を終え、
3連勝と、最年少五冠も目前となっています。
唯一、苦手意識があった豊島九段にも勝ち越し、
タイトル戦、24勝4敗(.857)と脅威的な成績で、また、2日制に限れば、
15勝1敗(.938)とにわかには信じがたい記録を残しています。

昨年は渡辺名人、豊島九段、永瀬王座、藤井四冠の4強時代といわれ、8つのタイトルを4人で分け合っていましたが、来年には1強と言われる時が現実に迫っています。

そんな時代を阻む、棋士は現れるのでしょうか。もちろん、現タイトル保持者が一番手ということになりますが、まだタイトル戦に登場していないけども、将来を嘱望されるの棋士を探してみました。

伊藤匠四段(19)

2010年、
第9回全国小学生倉敷王将戦の低学年の部で準優勝。
2012年、
第9回小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会では、伊藤四段と同学年であった藤井四冠が準決勝で対局し、伊藤四段が勝利している(結果は伊藤は準優勝、藤井は3位)。
2013年9月、
奨励会入会、
2018年4月、
三段リーグに参加。
2020年10月、三段リーグを勝ち抜き、プロ棋士となる。藤井四冠とは誕生日の差により、4年ぶりに最年少棋士となった。

では、伊藤四段の記録と藤井四冠の記録を比較してみましょう。


藤井四冠がほとんどの項目で勝っているが、その結果に準ずる結果を残しており、藤井四冠とほぼ同レベルといえ、素晴らしい成績です。また、勝率は残念ながら、上回ることはできませんでしたが、2021年度、藤井四冠越えを果たし、堂々のトップです。
藤井四冠の目覚ましい活躍の影に隠れた感じではあるが、将来が楽しみです。   

 初参加でのタイトル戦での成績も比べてみましょう。

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藤井四冠、さすがに挑戦者にはなれませんでしたが、タイトル戦でも8冠の内、4冠で最終決戦まで残っています。対して、伊藤四段は、竜王戦、王将戦は挑戦中ではありますが、王位戦では、最終決戦に残っています。このいずれかで挑戦者に決定となると藤井四冠越えとなります。

古くから知る棋士同士のライバル対決、伊藤四段には、是非、王位戦を勝ち抜いて、小学生将棋大会以来の将棋盤を挟んで対決する姿を見たいものです。

(この記事は今年度までの成績をアップデートしたいと思います)


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