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#0642 褒めるこに慎重なわけ

全大人に読んで欲しい天野さんの本紹介シリーズ第三弾


少し長いですが、今日はこんな引用から

遊び場で子どもの傍にたってきた僕は、じつは、ほめることにはとても慎重です。
「こうあってほしい」という、自分にとっての「いい子」の姿をしたときに、きっと大人はほめるのでしょう。ほめることは、自分が「なってほしいこども像」の裏返しである可能性が高い。その子はその子として生きられたらいい、そう思うぼくは、自分のなかにある「なってほしいこども像」を危険視してきました。だから、ほめることには慎重なのです。
「よくできたね」は、ある面、呪いの言葉です。「できること」に価値があると教える可能性があるからです。できてもできなくても、本人がそれに興味をも
ってなにかを始める、挑戦する、それ自体に価値があるのです。でも、なにかができて本人が喜んでいたら、もちろんいっしょに喜びます。「よかったねぇ!」
と。
こどもは、ほめられることが好きです。自分だけでは生きていけないので、相手からかわいがられる必要があります。そのため、相手が望む自分になろうとしています。ほめてくれるということは、それがかなった、つまり自分のいのちが保障されたことを意味します。
 それが必ずしもいけないとまではいいませんが、その環境ばかりだと、こどもは相手に認められることを優先して自分の行動を決めるようになります。そのとき、自分がなにをしたいのか、を失います。その自分が破綻してくるのが思春期ごろです。

👆これを読んでどう感じましたか?

世間では『褒める』子育てが推奨されたりしています。

僕もある時までは結構“ほめて”ました。

でも、天野さんの話を聞いてハッとした。

褒めてる時って、「その子のありのままそのまんまが素敵、価値あることだ」じゃなくて、

『大人の期待に応えられたから良い子だ』という“なって欲しい子ども像”を押しつけてたなぁ、、、。と

そこから僕も褒めることに慎重になったな。


関係ないような、でも実は関係あるなぁと思った過去エントリーがあるのでもう一度読んでみたいと思う。


というわけで、“褒める”とこだけでも色々考えさせられる天野さんの新著は↓から


それでは今日も遊びあふれる一日を✨

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