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留学・ワーホリ先でどんな異文化体験が?〜人生を根本から変える異文化体験をする方法とは〜

こんにちは!
ワーホリ国際大学校 学長の水元です!

最近、ワーホリ希望者の方に「ワーホリで経験したいことは何ですか」と質問をすると、
「異文化を理解したい」という声をよくお聞きします。

また同時に、「どんな異文化が体験できるかがまだわからないので、海外ではどのような異文化体験できますか?」と聞かれることも多くあります。

そこで今日の記事では、私自身が体験した異文化体験についてお伝えをさせていただきます🌎


① はじめに〜そもそも異文化体験とは?〜
はじめに、この記事に載せている写真は大学時代の写真📸
大学の研究室に勉強に来ていたイランの友達の写真です✨

私の所属していた研究室には、イラン、シリア、インドネシア、ベトナム、フィリピンからの留学生がいました🗺

今振り返ると、とても恵まれた環境で勉強をさせていただいていたのだなと感じています。
大学在学時に、宗教や国による考え方の違いや言語の違い、食べ物の違いなどについてもたくさん教えてもらいました。

ちなみに、写真の友達はイスラム教を信仰していて一緒にモスクに連れて行ってくれたり、イラン料理をご馳走してくれました🕌

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初めから話が脱線してしまったので、見出しにある「そもそも異文化体験とは?」というお話に戻していきたいと思います。

そもそも「異文化」とは、ある人が所属する文化と異なる文化のことを指し、宗教の相違、人種の相違、暮らしてきた環境の相違などのことを表します。

例えば、フランスの人は食事をとる時にナイフとフォークを使うのに対して、私たち日本人は箸を使います。

私たち日本人の多くは、日常生活の中でナイフとフォークを使っている人は少ないですよね!
そのため、フランス人の方がナイフとフォークを使っているということも異文化になります。
つまり、私たちの身近にはたくさんの異文化が存在しており、それを体験することが「異文化体験」になります。

簡単な話、全く生活環境が違う方と話をしたり、一緒に生活をする場合、たくさんの異文化体験が起こることになります。
そのため、北海道と沖縄の人や東京と福井の人が結婚する場合も異文化体験が生まれるということです!

② 私が体験した異文化
次に実際に私が体験した異文化について、一部抜粋してご紹介させていただきます!

1. イスラム法上では、4人まで奥さんが持てる?
2. イスラムの人としゃぶしゃぶ?
3. シリアの紛争問題


1. イスラム法上では、4人まで奥さんが持てる?

この事実を初めてイランの友達から聞いたときはとても驚いたのですが、イスラム法上では,男性は最大4人まで同時に結婚できるようです。
また、5人目が欲しくなったら,4人の妻のいずれかと離婚できれば再度結婚できるとのこと。。。

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日本では絶対にないことなので、とても驚きました。

また、マレーシアの人から聞いた話では、マレーシアはイスラム国家ではあるけれど他の宗教の人も多くいるため、
マレーシアの法律とイスラムの法律が両方適用されているそうです。

イスラム教の人はイスラム教の法律を遵守し、他の宗教の人はマレーシアの法律を遵守しているとのこと。

これもとても驚いたことを覚えています。

余談ですが、イランの女性は凄く気が強いらしく、奥さん2人以上と関係を持つことは、現実的では無いらしいです笑

イラン人の友達に奥さん2人目とかって考えてるの?と聞いたところ、
「Kenta, my wifi kill me.」とだけ、返答が返ってきました笑

2. イスラムの人としゃぶしゃぶ?

社会人2年目の時に、イギリスから友達が6人遊びにきた時の話です。

クリスチャンの友達から「しゃぶしゃぶに行きたいから連れてってほしい」とリクエストがありました🐷

そして更なるリクエストがありました。

リクエスト内容は、「クリスチャンが3人、ムスリムが1人、ベジタリアンが2人なんだけど、みんなが満足してご飯を食べられるようにしたい」とのことでした。

しゃぶしゃぶなのにムスリムとベジタリアン・・・
日本で昔から育っている私としては、しゃぶしゃぶは肉をしゃぶしゃぶしてナンボだろうと!

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さらにベジタリアンの人は、魚のスープもダメなようで、ムスリムの人は豚関連のものとアルコール関連のものは全てNGとのこと。

当時この依頼を頂いた時は相当困りましたが、
全員に食べれるものをヒアリングして、しゃぶしゃぶのお店と交渉して、みんなに満足していただいたのを覚えています。

努力の甲斐もあって、それから彼らが日本に来るときは、いつも連絡をしてもらえるようになりました。
皆さんがこの状況に立ち会ったなら、どのように対応しますか?

3. シリアの紛争問題

これは自分の価値観や考え方に大きく影響を与えた話です。
シリア出身の友達との話。

ある日、シリアの友達が男の子の写真を見せてくれました。
写真に写っているのは、甥っ子らしく。とても楽しそうな笑顔をしている男の子でした。

そして、彼はこう言いました。

「この男の子は、もうこの世にはいないんだ」

はじめは、不慮の事故や病気が原因なのかと思いましたが違いました。

家にいるときに、紛争に巻き込まれ、殺されてしまったらしいです…
紛争の話は、テレビなどで聞くことがあるけど、実際に出身地の人の話は聞くことはあまりないので、とても驚きました。

そして、彼は続けます。
「自分はもう自分の国には帰れない」

帰ったら、殺されてしまうとのこと。
一度国を去ったから、帰ったら裏切り者だと狙われてしまうと言っていました。

でも、両親はまだシリアにいると話していて、これから会えるのはいつになるかわからないと話していました。
そしてとても悲しそうな顔をしていました。

これを聞いたとき、自分はすごく恵まれているなと感じました。

挑戦しようと思えば出来る環境。
好きな人とも一緒にいれる環境。
家族にも会える環境。

そして、この時間や環境を大切にしないといけないと、強く思ったのを覚えています。

③ 海外で自分の価値観を変えるような体験をするために必要な心構えやスキルについて
ここまで異文化体験について、また私自身が体験してきた異文化についてお話をさせていただきましたが、
次に「海外に行った際に自分の価値観を変えるような体験をする為に必要な心構えやスキルについて」お話をしていきます!


前提条件として、もちろん海外行くだけでも異文化に触れることはできるし、
その経験が自分の人生に大きな影響を与えることもあるかもしれません。

しかし、ただ海外に行くだけで得られる異文化体験と現地の人の生活に深く入り込んだ時に得られる異文化体験は違います

凄く簡単にいうと、

カナダに留学に行っているが、語学学校にいる日本人といつも一緒にいる人

カナダ留学で、現地の恋人と一緒に生活をし、日本人がいない職場で仕事をし、基本的に現地の友達としか遊ばない人

では、得られる異文化体験が全く異なるということです。

この記事を読んでいる方はきっと後者のような体験をしたくて読んでくださっている方が多いのではないかと思います。
では、後者のような体験を得られるためには、どのような心構えやスキルが必要なのでしょうか。

<人生を変えるような圧倒的な異文化体験をするために必要な心構え5つ>

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① 些細なことにも興味を持って、徹底的にやり抜く
小さなことにも興味を持つようにしましょう。
そして、興味を持ったら、積極的に行動しましょう。

面白いと思ったものがあっても行動しなければ何もおきません。
また、どんなにいいものに巡り会えたとしても、行動しなければ宝の持ち腐れです。

よく十分行動をしていないのに、私には合わなかったと言い諦める人がいます。
しかし、自分自身に合うものにはいつめぐりあえるのでしょうか?

後で後悔しないためにも興味を持って一度始めたら、やりきったと言えるまでやりきりましょう。

② 自分の考え方に固執しない(相手の当たり前を受け入れよう)
自分の当たり前は、相手の当たり前では無いことがよくあります。
先ほどの結婚相手が4人までというのも同じでしょう。

わからずに相手のせいにするのではなく、相手の当たり前を受け入れた上で自分の考え方を持てるようになりましょう。

ここで気をつけてほしいのは、相手の当たり前を受け入れるすぎて相手中心にはならないことです。
相手も理解した上で、自分の意見をぶつけるようにしましょう。

③ 日本人とばかり一緒にいないという強い意志
せっかく海外に行ったのにずっと日本人と一緒にいたら意味がありません。
海外にいるのだから、普段一緒に居れない人たちと時間を過ごすようにしましょう。
また、そのためにも最低限の言語力はつけてから海外に行きましょう。

④ 自分の人生に対する責任感(基本的に全て自分でやるという思い)
自分の人生に責任を持ちましょう。
人のせいにしても何も生まれません。

あなたの人生は誰のものですか?

自分の選択に責任を持って、一度決めたことを現実のものにできるように日々行動をしましょう。

⑤ 自分自身を認めること
よく自分のことを卑下する人がいます。
しかし、それはとてももったいないことです。

嫌なことが起こっても、いくら自分に腹がたっても自分自身を褒めたあげるようにしましょう。

自分自身の機嫌を損ねてしまうと、最高のパフォーマンスや良い思考はできません。
普段の言葉遣いから気をつけるようにしましょう。

<人生を変えるような圧倒的な異文化体験をするために必要なスキル3つ>

他の記事でも幾度となくお伝えしていますが、
海外に行く場面において以下の3つの力(スキル)をつけることはとても重要です。

参考記事:【海外で働きたい人 必見】海外でキャリアを築くのに必要な3つの力とは?

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① 言語力
海外に行く際に、言語力が重要なことはみなさん既にご存知だと思います。
しかし、私たちはその言語力を日本国内でつけていくことを重要視しています。

最低限、自分の想いを簡単に伝えられ、簡単な文法などで話してもらった際に相手の言っていることが理解できるだけの言語力を国内でつけていきましょう。

言語ができるかできないかで、現地で得られる経験は天と地のほど変わります。
言語ができれば現地でできる友達の幅も広がるでしょう。

日本国内での言語習得を頑張りましょう。

参考記事:日本人の多くの人が誤解している英語学習の勘違い~海外に行ったら英語ができるようになるは嘘…~

② ワーホリ力
ワーホリ力とは、『旅行スキルや異文化理解力、コミュニケーション力などの総称で、海外で起こった出来事に対応するために必要な力』のことです。
例えば、相手の文化などを最低限理解した上で相手とコミュニケーションが取れる力などのことを指します。

この力は実際は海外に住んだり、外国人の人と触れ合う中で培われていく部分が多いでしょう。

しかし、最近ではWebなどを活用することで、前もってたくさんの情報を調べることができます。

「自分の行きたい国にはどのような文化があるのか」、「住んでいる人はどのような考え方を持っているのか」、
また、「自分自身は現地でどのような経験をしたいのか」などについてしっかりと調べてから海外に行くことで、
現地で得られる経験は広がるでしょう。

③ ストーリー構築力
ストーリー構築力は、「 ① 今までの自分の経験・考え方を振り返り、これからワーホリを通してどんな人生を歩みたいかを明確にする力」、
「② ワーホリを通して自分がした経験やビジョンを、想いを載せて人に伝える力」のことです。

簡単にいうと、初めて会った人に「自分がやりたいこと」「自分がどんな人生を歩んできたか」などを話せる力のことです。

自己開示をすると相手も心を開いてくれやすくなります。
相手が自分のことを信頼してくれると、あなたは現地の友人からたくさんの経験を得られるようになります。

参考記事:留学・ワーホリを120%特別な経験にするための力~ストーリー構築力とは~

④ 異なる文化の人と働くにあたり大切にしたい考え方

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最後に異なる文化の人と働くにあたって持っていてほしい考え方があります。
それは、相手の考えや相手が生きてきた過程を尊重するということです。

心構えのところでもお伝えしましたが、
あなたの当たり前やあなたが経験してきたことは相手にとっては異文化なことが多々あります。

あなたの当たり前を相手に押し付けていては、友好な関係は築けません。

相手の立場に立って物事を考え、行動するようにしましょう!

⑤ 最後に
私たちは、一人でも多くの人が留学やワーホリを満足したものにして、渡航後のキャリアにつなげられるように、
私はたくさんの方に正しい情報を知っていただきたいと思っています。

正しい情報を知ることで、失敗が起こる確率を少なくし、今後の人生を良いものにすることができるからです!

そのため、WIUではまず無料で英語レッスンの体験や学習計画の立て方についてお伝えしております
体験を受けたからと行ってWIUに入学する必要はありません。
まずはご自身の現在地を確認し、留学・ワーホリを最高に楽しいものにできるように準備をスタートしていただければと思います!

ぜひ英語学習や留学・ワーホリの行き方について悩まれている方はご連絡ください!

本記事:留学・ワーホリ先でどんな異文化体験が?〜人生を根本から変える異文化体験をする方法とは〜


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