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移動のすゝめ

 2020年は歴史的に見ても、コロナウィルスによって大打撃を受けた一年である。今までのできた日常が当たり前でなくなり、行動にまで制限された。飛沫感染するウィルスでもあるため、人と会う機会も極端に減った。行動も制限されれば、自ずと移動距離も減少する。しかし、私の年間合計移動距離12,219kmであった。地球一周分の30%に相当する。

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 毎月Googleから移動した記録が送られてくる。移動の記録が自動的に送られてくるので旅の思い出としても嬉しい機能である。年が明け、2021年Googleから昨年の移動記録の総まとめが送られてきた。この記録は移動した軌跡や訪れた場所も地図上にマッピングされ、可視化されて非常に面白い。2020年は3ヶ国129都市629スポットに訪れたみたいだ。(海外はコロナが流行する前にフィールドワークしていた国) 
 Google Mapは非常に精度が高い。そのため、以前に訪れた場所も記録されており、初めて訪れた場所は新規と表記される。

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 昨年は移動することが非常に厳しい状況であった。たくさん移動できた理由は単独自転車旅をしたからである。私は2020年8月に鹿児島県をスタート地点とし、ゴールを北海道の宗谷岬として日本縦断自転車旅を敢行した。(旅の話は後日noteに書こうと思う。)
 Googleの移動記録の凄いところは、移動方法別に記録もしており、細かい分析も可能である。5つの移動手段に分類される。
(1) 徒歩
(2) 車
(3) 交通機関
(4) サイクリング
(5) ランニング

移動

 前置きが長くなってしまった。なぜ私が、移動するが好きなのかというと、今の現状に満足していなくて、現状を変えて刺激が欲しかったからである。人間は環境に支配される生き物だ。「現状を変えようと思うなら、環境を変えるべき」という言葉があるように、移動して様々な場所へ行くことでいいアイディアが湧いてくる。刺激が足らず、現状を変えたい、と思うなら、変えるべきは心構えやマインドではなく環境だ。環境を変えるのが一番効果的で手っ取り早い。

「移動した距離に比例して、景色・気候が変わる。文化や風習が変わる。人が変わる。話す言葉が変わる。食べ物が変わる。常識・価値観が変わる。遠くに行けば行くほど全てが大きく変わる。」

 日本から一歩出れば、見えてくる景色が全く違うのは上記の理由である。そして元いた場所に戻ってくると、信じて疑わないでいた常識・ルールというのは、意外と変えても大して問題のないことだと思えたりする。そんな変化を沢山経験しているうちに、脳みそが刺激され活発になっていくから、自然とアイデアが湧いてくるのだろう。一つの場所に留まり続けると、人間関係、生活習慣、思考・発想、の何もかもが凝り固まってしまう。新鮮さが無くなり、マンネリ化してしまう。

変化するには、色んな刺激を受けることが重要。そのためには様々な経験を得たりする必要があるし、色んな所に行くべきだ。長い距離を移動すればするほど、いいアイディアが生まれてくる。だから自分の今いる場所を変えていくことが自分自身を変えることに繋がるし、新しいものを生み出すことにつながる。移動することでの必然や偶然のできごと、出会いが人生を変えていく。刺激を欲してる人には、移動のすゝめを伝えたい。

 コロナによって強制的に変化が起きた。今までの当たり前にできていたことが突然できなくなった。そんな状況に悲観せず、常に継続して変化する。これって本当に大切なこと。この状況に適応した(楽しんだ)人が生き残るんだろうなーって考えている。

少しでも早くコロナが収まって、海外渡航ができる日常に戻ってくれることを願うばかり。。

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