手当ての世界

僕が普段行っている治療は手当てというものです。
手当ては
本当に優しく体に触れるだけ

揉むこともなければ
関節をグイグイ動かすこともない

本当に触れるだけ
それでも不思議と様々な症状が改善されていきます。

手当て

手当てと聞くとどんなイメージを持ちますか？
僕が1番に浮かんでくるのが、お母さんが子供に「痛いの痛いの飛んでいけ」そう優しく触れている光景です。
誰もがそんな経験が、一度はあるのではないでしょうか？
なんとも言えない心地よい感覚、
ほっと胸をなでおろすような安心感。
手当ての世界を知れば知るほど、
触れることの大切さ、尊さを実感します。

安心と安全

痛みや症状が治っていくためには、土台が必要になります。
ある人は、骨盤の歪みを整えることと言います
ある人は、足首の歪みを整えることと言います
ある人は、呼吸を整えることと言います
このどれもが正解で、間違いではないと僕は思いますが、
もっと根本にある土台、
それが安心と安全です。

どれだけ美味しい料理があったとしても、
自分が緊張してしまう相手との会食だったら
十分に味わうことが出来ません。

どれだけいい寝具があったとしても
周りがガヤガヤした状況だと
熟睡することが出来ません。

安心、安全
この土台がなければ、
本当の意味で体は癒えることが出来ないのです。

安心安全だから動ける

安心、安全があるから
やりたいことに挑戦できたり
勇気を出してみようと思えたり
行動してみようと思えたり出来ます。

逆に不安や恐怖に支配されると
行動できなかったり
時に、どうしようもなくなって暴れてみたり
傷つけたくもないのに、
相手を傷つけてしまったり
そんな行動をとってしまいます。

そんな自分に罪悪感を抱き
負の感情を抱え込んでしまい
自分のキャパを超えてしまった時に
症状として、痛みとして体に現れてきます。

帰る場所を思い出す

手当ては特別なことをするのではなく、
自分がもう既に持っている
安心と安全を思い出すためのもの

帰り道がわからなくなって
迷っていた自分に
こっちだよ
そう優しく手招いてあげる

そうだった
そこに帰りたかったんだ
安心、安全を思い出した瞬間から
本当の癒しが起こりはじめます。

骨盤の歪みも
足首の歪みも
呼吸の乱れも
自然と整いだす

手当ては特別なものではなくて
手当ては本当にシンプルなもの

なかひら整骨院