柔軟に対応できるのが小規模の良さ

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる”総合型地域スポーツクラブの運営をしたり、アドバイザーをしたり、コーチをしたりしています。

 今日はまず近況報告をさせてください。
 ふじみスポーツクラブ設立発表から1週間が経ち、4月をプレオープン期間として地道に体験会を重ねております。現在のところ、テニスキッズクラス2回、コーディネーショントレーニングキッズクラス1回を開催しました。まだまだ告知が足りていないのですが、そんな中で体験の申し込みが2件入り、徐々に人が集まる兆しが見えております!

 Youtubeチャンネルで3回の様子をまとめているので、よろしければご覧ください!(チャンネル登録してもらえたら泣いて喜びます!!)

 次の体験会は、バトテニスサークル!4/11(日)17:30~19:30@富士見市立南畑小学校体育館で行います!
 バトテニスとは、バドミントンとテニスとバレーをMIXさせたニュースポーツです。ラリーが続きやすいルールになっていて、非常に面白いです!こちらは現時点で親子3組+スタッフの参加が決まっているので、ふじみスポーツクラブ史上最多人数の参加となります!(笑)

(※楽しみすぎる!!)

 さらにその次の日はコーディネーショントレーニングキッズクラスの2回目の体験会。4/12(月)16:00~17:00@富士見市鶴瀬公民館体育室です。こちらも年長さん1名の体験参加の申し込みをいただきました!楽しい空間をつくって、仲間になってもらえるように頑張ります!!

 同じく4/12(月)は、バドミントンの大人のサークル体験会も予定しております!19:00~21:00@富士見市南畑小学校体育館です。こちらは日程が確定したのが昨日の夜でして、まだ告知がまったくできていない状態なのですが、一人でも申し込みがあれば開催します!

(※少ない人数だとそれだけたくさん打てます!)


 さてでは本題に入りたいと思います。
 今日は、『柔軟に対応できるのが小規模の良さ』というテーマでお話したいと思います。

 ふじみスポーツクラブはご覧のように、小規模スタートを選んだクラブです。公共施設を使い、しかも既存団体が使ってきた時間と場所は避け、広告や備品も極力抑えています。認知の獲得を待たずに、「一人でもいればやる」というスタンスで、とにかく小さく始めています。

 反対のやり方としては、出資や融資を受けてから、施設を建てたり、借りたいして自前の施設を持ち、人を雇って一気にたくさんの事業を行い、大々的に広告するといった感じでしょうか。ビジネスとして考えた場合にはこっちがスタンダードですよね。店舗経営などはこっち。

 ふじみスポーツクラブ(多くの総合型地域スポーツクラブ)が後者のやり方を選ばないのは、『地域の住民のクラブ』(自主運営)を大切にしているからだと思います。少なくとも私はそうです。

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 大きな資本を入れたり、主催者だけが大きなリスク(融資など)を背負って始めてしまうと、どうしてもそのクラブは”出資者や設立者のもの”になりやすいと思うんですね。

 それこそ、大々的なスタートを切る為には色々なことを決め切らなければいけませんから、そこにクラブ会員の意思が入る余白はあまり持てないと思います。つまり、いくら地域住民が「こういうことがやりたいんだけど」とニーズを伝えてくれても、「すみません・・・もうこういう形で始めちゃったんで・・・」となるし、あるいは出資者やリスクを負った経営者の意見が強くなる。(これは当たり前ですね)

 もちろん、決め切る良さというのは確実にあります。分かりやすいし、信用も得られる。クラブに合う人を呼び込むことができるでしょう。ただ、その場合の会員は、”お客さま的”になりやすいので、地域住民による主体的な運営は実現しにくいと思うんですね。

 一方、小さく始める場合には、形はやりながら作っていくような状態で、余白だらけなんです。余白しかないんです。なので、やってみて良くないことはすぐに変えるし、新しいことも始めやすい。会員の意見をどんどん取り入れることができるんですね。
 ただ、「何のクラブか分からない」とか、そういう声は生まれやすいでしょうね。

(※くれぐれも言っておきますが、これはどちらが良いというお話ではありません。大きく始めるメリットもあれば、小さく始めるメリットもあるということであり、多くの総合型地域スポーツクラブが大切にしている地域に根差すとか自主運営ということについてお話しています!)

 実は早速、その象徴的な出来事がありました。まだ用意できていない活動について問い合わせがあったのです。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5