ソシオ制度について考える
どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。
今日は久しぶりに勉強回としたいと思います。学ぶテキストは、『地域スポーツクラブが目指す理想のクラブマネジメント ソシオ制度を学ぶ』です。
ソシオ制度は、日本の総合型地域スポーツクラブが掲げている『自主運営』とか『地域住民主体』を格好よく言った版みたいな感じでご理解いただければと思いますが、これは私個人も理想として目指している姿でもあります。目指しているというか、以前マネジャーを務めていたたかぎスポーツクラブでは、このソシオ制度を採用していました。
ただこのソシオ制度、やってみると色々と難しい面もあったりして、制度として採用するだけでは十分ではないことが分かります。今回の勉強回でソシオ制度を機能させるポイントみたいなところまで探れるといいなと思います。
では、そもそもソシオ制度とは何かというところからいきましょう。
ソシオ制度とは
ソシオ制度と言えば有名なのが、スペインのFCバルセロナやレアル・マドリードなどです。この2つはサッカーで有名ですが、どちらも総合型スポーツクラブで、サッカー以外にもバスケットボールやハンドボールなどの種目も行っていて、いずれもトップチームを持っています。
そのようなビッグクラブも採用しているソシオ制度とは何かというと、クラブの運営方法のことなんです。
ソシオ制度とは、クラブ会員の会費によってクラブを支える運営方法です。
~『地域スポーツクラブが目指す理想のクラブマネジメント ソシオ制度を学ぶ』より~
これだけ読むとお金の話のように思えてしまうかもしれませんが、さらにこのように説明がされています。
会員は、クラブに対して金銭を支払う義務があり、その代わりに総会への参加、理事(会長)選挙への選挙権、被選挙権などクラブ運営に参加することができる権利が与えられているのです。
ここが大事ですね。クラブ会員が会費を支払って金銭面でクラブを支え、さらに自らもクラブ運営に参加する。これがソシオ制度です。
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総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
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