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堂々としてれば仕事は進むし、人生は楽しい。

 どうも!上杉健太です。
 埼玉県富士見市の総合型地域スポーツクラブの代表的をやったり、スポーツ推進審議会委員をやったりしながら、生涯スポーツ社会の実現を目指して活動しています。毎日のように、中学生になる子ども達との別れがやってくる時期です(T ^ T)

 さて今日は、そんな別れとは全く関係がない、『仕事のコツ』というテーマでお話したいと思います。総合型地域スポーツクラブのマネジメントに限らない一般的な話になるかとは思いますが、少しは絡めてお話しできるようにします!


 まずは僕の仕事のキャリアをきっちり遡ります。僕が初めて仕事をしたのは、高校1年生の時ですね。ファミリーレストランのキッチンでアルバイトをしたのが最初でした。そこはたぶん1年もしないでやめて、その後は、高校卒業してすぐにまた別のファミレスでアルバイトをして、大学生になると、居酒屋のキッチン、家庭教師、塾講師、コンビニ、日雇い(工事現場や引越し)など、色々なアルバイトをしました。
 そして大学卒業後には、株式会社ベネッセコーポレーションに就職して、通信教材の開発や営業の仕事をしました。7年間勤めた後、長野県に移住をして地域おこし協力隊として総合型地域スポーツクラブのマネジメントの仕事を始め、さらに7年後、今住んでいる埼玉県富士見市にまた移住をして独立、一般社団法人ふじみスポーツクラブを立ち上げました。なかなか色々な仕事をしてきた人生のような気がしますし、きっとこれからも色々な仕事をするような気がします。(※富士見市に来る前は、まさか僕がバドミントンのコーチをすることになるなんて思いもしなかった!)


 そんな僕が僕なりに思う仕事のコツは、『堂々とすること』だと思います。僕はアルバイトも含めて本当に色々な仕事をして、色々な“初体験”“初心者”を経験してきましたが、どこへ行ってもすぐに馴染んで、僕の後から入って来た人からはベテランのように思われてきました。それはたぶん、僕が堂々としていたからだと思います(笑) 違う言葉で言うと、僕は子どもの頃から本当に色々な人に「生意気」と言われてきました。
 「生意気」というと、悪い意味で捉えられがちですが、実は「臆することなく正当な主張をしている」とか、「立場は低いが能力は高い」という意味の裏返しだったりすることも多いですよね。つまり自分に自信があり、堂々としているということなのだと思います。

 堂々としていて、まるでベテランのように思われると得をすることがあります。それは、上司の決裁(OK)がもらいやすいということです(笑) 僕は企画職でしたから、実は正解は誰にも分からないような仕事をしていました。だからみんなたくさんの数字を集めて必死に根拠を作ったり、論理を組み立てたりして上司の決裁を(企画のGO)を取りに行くわけですが、上司も人間です。おどおど、ビクビクして企画を持ってくる部下よりも、堂々と企画を持ってくる部下の方にOKを出しやすくなるのは何となく想像できますよね。堂々としがちな僕は、“上司の決裁がとれない”という理由で仕事が長引くことがほとんどなく、残業ゼロ・有給休暇消化率100%というサラリーマン時代を送ることができたんです。
 本当に細かい仕事のコツというのは、仕事の種類によってそれぞれあるわけですが、共通して言える、“早く仕事を進めるコツ”は、『堂々とすること』で間違いないと思います。


 堂々と仕事をするメリットは、上司などの他人への影響だけではありません。自分への影響もかなり大きなメリットとして働くと思っています。

 サラリーマン時代を終えた僕は、かなり収入を減らして総合型地域スポーツクラブの仕事を始めるわけですが、この時も僕はたぶん、堂々とすることをやめませんでした。相変わらず自己主張したり、何となく言葉遣いが偉そうだったりと、見た目上の“堂々”もあったと思いますが、最も僕にとって重要だったことは、『自分の人生に堂々とすること』でした。
 年収が低くなったり、大企業の社員でなくなると、いわゆる社会的なステータスが下がったと見られることも多く、中には分かりやすく馬鹿にしてくる人もいましたし、かなり屈辱的な言葉も受けました。それでも僕が総合型地域スポーツクラブの仕事をこれまで10年続けて来られたのは、僕自身が僕の選択や、選択の積み重ねである人生そのものに自信を持ち、堂々としていたからだと思います。はっきり言って、僕のことをろくに知らない人に何を言われようが、関係がありません。大切なのは、自分がどう思うか。自分が堂々としているか。それだけなんです。僕はそれまでの人生のいくつかの出来事の中で、生涯スポーツの必要性を感じたし、その為に地域スポーツクラブの有用性も感じたし、自分がその領域で社会貢献できるイメージも持てた。それが全て。どこかの誰かが無意識的に作り上げた“立派な人間像”なんかは全く関係なくて、むしろ、総合型地域スポーツクラブを仕事にする選択をした自分を誇ることの方が圧倒的に重要でした。
「俺はいい選択をした」
「他人はそう思わないかもしれないが、俺の人生はカッコいい」
「俺ならできる」
 もちろん辛い時もあるし、揺らぐことも多いのですが、最終的にはいつもこんなことを思って堂々とするように心掛けています。そうすることで余計なことを考えずにすみ、ストレスが生じず、やりたい仕事に集中することができるんですね。これが堂々とすることのもう一つの大きなメリットです。余計なコスト(時間やパワー)を使わずに、仕事に集中できるんです。


 さて問題は、どうやって堂々とするか、ですよね。「堂々とするor堂々としない?」の二択で、「堂々としない」を選択したい人はたぶんほとんどいないでしょう。だったら問題はその方法論にあることになりますよね。そうなりたいけどなれない。これが問題です。

 まず重要なのは、これは心の持ちようの問題ではないということなのだと思います。メンタルの問題ではなく、“行動の問題”にしなければいけません。大前提として、僕たちの心・メンタルはどうやら、行動によって作られるらしいからです。やる気があるからやるのではなく、やるからやる気が出てくるというのが正しい順番なんですね。これに納得できない人も多いのは分かっていますが、納得するかどうかに関係なく、“そう思った方が絶対に得をする”というお話なんです。でないと僕たちはいつまでもいつ来るか分からない“やる気待ち”みたいなものに振り回されることになります。そんな無駄なことはありません。自分のこと、自分の人生は、なるべく自分でコントロールするべきです。僕たちに変えられるのは心ではなく、行動。これが大前提。

 つまり、『堂々とする』という“行動“をすればいいということです。堂々とするの具体的な行動イメージは人によって大きく異なるでしょう。正直僕は、そこには正解はないと思っているので、それぞれが思う“堂々としている行動”をやればいいと思います。僕の場合だと、

・自分の意見を言う
・周りと服装を合わせない
・論理的に話す
・仕事時間ややり方を他人にコントロールさせない(自分で決める)

あたりをやってきたように思います。それこそ会社にはノー残業デーとかいうものがあり、僕はこれが大嫌いだったので、あえてノー残業デーにこそ残業をしたりしていました。「バーカ。俺は普段から残業しないで仕事をするようにしてんだよ。今日はむしろ残業が必要な状況なんだ。お前が俺の仕事を判断・コントロールしようとしてんじゃねーよ」ってな感じで(笑) 要するに、自分の“主人”をちゃんと自分自身にしておくってことなのかなと思います。他人を“主人”にしてしまうのではなく、自分が“主人”になって意思決定をした行動をすることで、人は堂々としてくるのだと思います。そうすることでこの世から“やらなければやらないもの”というものは一つもなくなり、行動の全てが“やりたくてやっているもの”になるので、とても楽しく生きられます。これが僕の考える仕事のコツです。生きるコツでもありましたね(笑)


 ということで今日は、『仕事のコツ』というテーマでお話しました。誰かの何かの参考になれば幸いです。

今日もお読みいただきありがとうございました!
ではまた!

#仕事のコツ

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

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