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学校前でのチラシ配布について

 どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日はまずはお知らせがあります。ふじみスポーツクラブに、バドミントンジュニアクラスと、サッカーキッズ/ジュニアクラスが新設されることになりました!
 さらに、以前より決まっていたテニスジュニアクラスも明後日からスタート(体験会)!一気にコンテンツが増えます!

【バドミントンジュニアクラス】
・対象 小学生
・日時 月曜18:30~19:30
・会場 富士見市立南畑小学校体育館
☆6/7(月)に体験会を開催!
【サッカーキッズクラス】
・対象 年長さん~小学1年生
・日時 火曜16:00~17:00
・会場 富士見市第2運動公園
☆6/8(火)に体験会を開催!
【サッカージュニアクラス】
・対象 小学2~4年生
・日時 火曜18:00~19:00
・会場 ふじみ野市運動公園フットサル場
☆6/8(火)に体験会を開催!
【テニスジュニアクラス】
・対象 小学4~6年生
・日時 日曜14:00~15:30
・会場 富士見市運動公園テニスコート
☆5/23, 30(日)に体験会を開催!

 近隣にお住まいで興味のあるかたは、ぜひホームページからお申込みください。


 さて今日は、これらの小学生向けの新規活動に関係するお話として、『学校前でのチラシ配布』についてお話したいと思います。

チラシの配布方法

 会員を募集する方法としてチラシを作成して配るという方法がありますが、チラシを配る方法にもまたいくつか選択肢があります。主なものは、

・DM
・ポスティング
・新聞折り込み
・店頭設置
・街頭配布(駅前/店頭前/学校前など)

 あたりかなと思います。宛先が分かっていればDM(ダイレクトメール)で送るのが一番いいわけですが、送料などのコストが大きくかかりますし、そもそも新規会員を募集する際に住所が分かる相手にチラシを送れるクラブは少ないでしょう。

 なので、それ以外の方法のように、自分(委託先)が直接家の郵便受けに入れたり、人が集まるところへ出向いて配ったり、あるいはチラシを置いておいたりするわけですね。

 ただいずれに場合も、ターゲットにだけ渡せるわけではないというデメリットがあります。例えば小学生にだけ配りたいチラシの場合、ポスティングではその家に小学生が住んでいるかどうかは完全には判別できませんし、下手に「この家には小学生は住んでいなそうだな」と判断をすれば、実は小学生が住んでいる家なのにスルーしてしまう可能性もあります。

 私の知る限り新聞折り込みの場合は、どの家には入れて、どの家には入れないという指定はできません。家によって入れる広告を変えていたら、きっといつまで経っても新聞は配達できないでしょう。なので基本的にはポスティングと同様です。読まれる確率は上がるかもしれませんが、新聞を取っている家にしか配布できないデメリットがあります。

 店頭などに置いてもらう方法は相手が持っていくやり方なので、ターゲットではない人が持っていくことはないでしょう。ただ、そもそもほとんどの人が見向きもしないという大きなデメリットがあります。

 そこに対して街頭での配布は、ターゲットが多く来る場所を選べば効率よく配布することができ、直接渡すので店頭設置よりは受け取ってくれる率は上がります。そしてポスティングよりもターゲット外に渡る率も減るでしょう。
 そしてターゲットが小学生~高校生の場合には、絶対にターゲットしか来ない場所というものがあって、それが『学校』です。なので学習塾などはよく学校の前でチラシを配ったりしています。

 今回、ふじみスポーツクラブでも学校の前でのチラシ配布をやろうとしました。・・・が、やめました。

学校前でチラシを配布する方法

 学校前でチラシを配布するにあたり、色々と調べたのでそれを共有させていただきたいと思います。

 今回、ふじみスポーツクラブがお知らせをしたかったのは、活動場所に比較的近い小学校3校の児童です。実は学校の生徒にチラシを配布する最強の方法は学校前での配布ではなく、『学校内で先生から直接配る』です。これができている総合型地域スポーツクラブは多いと思います。私が知っているクラブはかなりこの方法をやっていますし、たかぎスポーツクラブでは当たり前のように学校にお願いすることができていました。多くの総合型地域スポーツクラブは市町村の支援を受けているからできるんです。
 ただし、富士見市はスポーツ推進計画で総合型地域スポーツクラブの設立支援を謳っているものの、市が主体となって設立する動きも、ふじみスポーツクラブのように総合型地域スポーツクラブを名乗っているクラブを支援する動きもなく、当然ふじみスポーツクラブでは学校の先生から教室内でチラシを配布することは断られました。(他の団体と同じように)
 なので次に効果的な、学校前での配布を検討したという次第です。

 では学校前でチラシを配布するには、どのようなプロセスを踏めばいいでしょうか。今回調べてみて、分かったことを並べてみるとこうなります。(最初に申し上げましたが、ふじみスポーツクラブは学校前配布をやらない判断をしたので、このプロセスは途中で止めました)

①警察署に道路使用許可の申請が必要かどうか問い合わせる
②学校に、学校前でチラシを配布する伺いを立てる
③警察署に道路使用許可申請を出す
④チラシを準備する
⑤配る(配布後は、近隣の清掃活動を行う)

 まず、学校前の道路は公道なので、そこで何かをしようとすると道路使用許可が必要です。場合によっては、「交通の妨げにならないのであれば申請は不要」という警察署もあるらしいのですが、埼玉県の場合は申請が必要な例の中に『ビラ配り』がしっかり入っているので、申請が必要です。ちなみに申請料として2500円かかります。

(※高い!!)

 申請書の様式は各都道府県の警察署のホームページなどでダウンロードできるので、それを使うといいでしょう。配布を行う日程と時間、スタッフの人数などを記入するので、予め決めておきましょう。埼玉県の場合は、道路を使用する位置図やチラシのサンプルを添付する必要もあります。

 これらの手続きをして無事に警察署の許可を得られれば、もうチラシの配布はできます。が、ふじみスポーツクラブとして事前に学校に伺いを立てることにしました。我々は地域に根差したクラブですから、学校とはいい付き合いをしたい。なので、最低でも学校前配布をすることは知らせた方がいいですし、やり方などで気を付けて欲しいことも伺っておきたかった。
 なので警察署に申請を出す前に、各校に電話で確認をしました。

 1校は、「公道のことなので、学校から何かを言うことはありません」という回答で了承を得られましたが、チラシが捨てられて近隣に迷惑にならないようにすることや児童の安全への配慮、無理矢理渡さないように、などの要望をいただきました。
 そしてもう2校は、「学校としては学校前での配布はやらないでいただきたい」という回答でした。理由は、安全上の問題でした。例えばチラシが風で飛んで、それを追いかけて車道に飛び出してしまう、などですね。

 本来学校に許可をとる必要はないわけですが、学校側の考えは無視できません。了承してくれた学校も、きっと本音では「やって欲しくはない」と思っているでしょう。また、いずれの学校も、校内にチラシを置く場所があり、そこに置くことはOKと言ってくれています。

 ここで私は、学校前でのチラシ配布をやめる判断をしました。
 もし学校前でのチラシ配布を実行するとなっていたら、この後警察署に申請書を出し、チラシを準備し、当日、1年生の下校時間に合わせて道路で待ち構えて全ての児童が下校するまで2人くらいの体制で配布する予定でした。

 ちなみに、チラシ配布後は、捨てられたチラシが落ちていないか近隣を見回った方がいいようです。校門付近の清掃などもするとベストですね!

学校前でのチラシ配布をやめた理由

 では最後に、ふじみスポーツクラブがなぜ学校前でのチラシ配布をやめたのか、それを説明して終わりたいと思います。理由は以下の通りです。

・クラブのイメージダウンのリスク
・受け取ってもらえない確率
・将来目指す姿

 まずは、チラシがゴミとして路上に捨てられて、近隣に迷惑になったり、近所のかたや学校の先生から嫌がられることでクラブのイメージが悪くなるリスクが考えられました。特に、学校側が嫌がっていることは明らかになったので、強引に実行した場合、学校からの心象は悪くなるでしょう。

 さらに、校門前での配布と言っても、子供たち全員がチラシを受け取ってくれるわけではないでしょう。それこそ風が強かったり、雨が降ったりという天候にも左右されますし、「学校前での配布物は受け取らないように」という指導を受けている可能性もあります。ほとんど受け取ってもらえないということになれば、学校が嫌がることをわざわざやって効果なしとなり、デメリットしか残りません。そして、残ったチラシは結局ポスティングなどで配布することになります。

 また、もし強引に学校前配布を行ったとしても、学校側に嫌がられるやり方は何度もやれるものではないでしょう。我々は地域スポーツのど真ん中の存在を目指しているので、やはりここは市や学校に認められる存在になって、『先生からクラス内でチラシを配布してもらう』を目指すべきだと思いました。

 これが学校前配布をやめる判断をした理由です。今回は小学生が住んでいそうな家へのポスティングを基本に、学校・スーパーなどにチラシを置かせてもらったりして配布したいと思っています。

(※とはいえ、今後どうしても会員が集まらない事態になれば、背に腹は代えられない!ということで実行する可能性はゼロではありません)


 ということで今回は、『学校前でのチラシ配布について』というテーマでお話しました。少しでも参考になれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました!
ではまた!

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5