ファミリーフットサルサークルに込めたもの

 どうも!上杉健太です。
 埼玉県富士見市の総合型地域スポーツクラブの代表やスポーツ推進審議会委員をしたり、長野県のクラブのアドバイザーをしたりして、生涯スポーツ社会の実現を目指して活動しています。総合型地域スポーツクラブのキャリア約10年となりました。

 今日は、『ファミリーフットサルサークルに込めたもの』というテーマでお話したいと思います。


ファミリーフットサル

 僕が代表を務めているふじみスポーツクラブは、設立してもうすぐ3年。完全にゼロから立ち上げて、次々と地域の皆さんのニーズや僕やコーチ達の想いを実現していき、活動を増やしてきています。バドミントン、バスケットボール、テニス、コーディネーショントレーニング、バルシューレ、ストレッチ、ヨガ、かけっこ、親子体操など。
 そんなふじみスポーツクラブが次に立ち上げるのが、『ファミリーフットサルサークル』です。土曜日の午前中に、月2回程度、参加費600円でやろうと思っています。

ふじみスポーツクラブが立ち上げるファミリーフットサルサークル

きっかけ

 ファミリーフットサルサークル立ち上げのきっかけは、会員からの声でした。以前フットサルをやっていた子が、「フットサルやりたい」と結構前から言っていたのですが、本当に申し訳ないことに、ずっと後回しにしていました。というのも、実はふじみスポーツクラブは設立1年目にフットサルにはチャレンジしているんです。小学生向けの活動クラスを立ち上げて1年ほど活動したのですが、なかなか人数が集まらず、そして活動場所の確保にも苦戦して、やがて廃止とせざるを得なくなりました。
 この時は平日の夕方にやっていたのですが、地域には多くの子どものサッカー・フットサルチームがあり、ふじみスポーツクラブが貢献できるところではないのかもしれないと思っていました。なので、他にも要望をもらっていた活動の拡大を優先させていたんですね。

 そんな時に、ふじみスポーツクラブで立ち上げたバスケットボール多世代サークルが大きなヒントとなって今回のフットサル再チャレンジに繋がりました。バスケット多世代サークルは、子どもも大人も一緒にバスケを楽しもうという活動なのですが、ここに多くの中学生親子などが参加してくれているんですね。これをフットサルに展開しようと思ったんです。そうしたら、「フットサルやりたい」と言ってくれていた子にも応えられるのではないか!

個人的な想い

 実はフットサルには僕にも個人的な思い入れがあります。フットサルは、僕が地域スポーツの必要性を感じさせてくれた、人生の恩人みたいな種目なのです。
 大学生になるまでに、何度かの学校スポーツを失う経験をした僕は、大学ではスポーツをやらずに、地域でスポーツをやろうと、フットサルクラブを立ち上げて活動をしていたんです。これは結局、僕が総合型地域スポーツクラブを仕事として始めるまでの10年間続きました。この間に僕は大学生から社会人になり、そして色々な人がこのクラブを出入りしました。その時に、辛い日々を過ごす社会人達には、こういう『回復場所』が必要なんじゃないかと強く思うようになり、僕は総合型地域スポーツクラブにフルコミットして、生涯スポーツ社会の実現を人生のミッションにしようと思ったんです。フットサルは、僕にとって少しだけ特別なスポーツなんですね。(※あ、全然上手くないです)

 あの時のフットサルクラブのようなものを、また自分の総合型地域スポーツクラブで作れたら本当に最高だなと思うんですね。ここはもう、完全に僕の個人的な想いです。あの時はメンバーだけでなく、その恋人とか奥さんとかもよく遊びに来ていたし、あのまま続けていればその子供達もきっと来るようになっていたと思うんですね。もしかしたら僕は、”あの続き”がしたくてファミリーフットサルをやりたいのかもしれませんね(笑)

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5