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長期戦を前提にする

 総合型地域スポーツクラブ研究所、所長の上杉健太(@kenta_u2)です。総合型地域スポーツクラブのマネジメントやアドバイザー、講演・執筆活動、エンジョイスポーツのコーチなどをしています。長野県で7年間育ててきたクラブはアドバイザー職に退き、現在、埼玉県富士見市に総合型地域スポーツクラブを立ち上げようと挑戦中です。

 今日は、”決意回”というか”メンタル回”というか、そんな感じの内容になると思います。

 昨日やっと、映画『えんとつ町のプペル』を観ました。

 絵本では観ていましたし、西野亮廣さんのオンラインサロンやvoicyで情報はキャッチしていたので、観ることは決めていたのですが、引っ越しとか事業を起こす準備とかで、結構後回しにしちゃってたんですね。

 それが急になぜ観ようと思ったかというと、ホリエモンが「4回も泣いた」とvoicyで発信したからなんです(笑) なんかそれを聞いて、「お、これはすぐに行かなければ」と思ったんですね。
 あとこれから段々とスケジュールが埋まってくると思うので、行ける時に行っとかないと終わっちゃうぞというのもありました。

 このタイミングで映画『えんとつ町のプペル』を観ておいて、本当に良かったなと思います。もちろん感動もしたし、エンタメとしての笑いもありましたが、映画を観終わって一番心に残っていたものは何かというと、「長期戦を戦うぞ」という改めての決意みたいなものでした。

 映画の舞台はえんとつ町。煙だらけの町で、そこで暮らす人々は空を見たことがありません。煙しかないから。そこに空や星の存在を訴える男がいて、その男が息子にこんなようなことを言うんです。

「煙の隙間から星を見つけるには、ずっと見上げてなきゃいけない。じゃなきゃチャンスを見逃す」
※セリフ通りではありません。

 そして息子は、煙突掃除屋になるんですね。少しでも空に近いところで星を探すために。

 映画の物語はここから始まるのですが、もうここで私の心はビクン!って動いているわけです。

 私の今の状況はというと、富士見市という元々は縁もゆかりもない土地に来て、総合型地域スポーツクラブ設立のチャンスを見つけようと仲間や情報を集めているところです。
 そこには、”一発で状況を打開するチャンス”みたいなのを期待する自分がいたと思います。えんとつ町で例えるなら、パッと見上げた瞬間に星が見えるみたいな奇跡ですよね。

 でも、そうじゃない。そんなすぐに見つかるものではないと。そう言われた気がします。まずはそのゴールの方をずっと見るんだ。ジーっと、ずーっと、とにかく見続けるんだと。そして近づくんだ。じっと見ているだけじゃなくて、一歩でも二歩でも、近づきながら見るんだ。じゃないと見つけられないんだ。突破口やゴールの欠片は。そういうものなんだ。

 短期戦じゃねーんだ。長期戦なんだよ。じっと、ずっと、そこを目指すんだよ。見つめながら、少しずつ近づくんだよ。そうして見つめ続けた時にはじめて、煙の隙間に突破口を見出すことができるんだ。ゴールが見えるんだよ。

 焦るな。どうせすぐに星は見えない。ゴールは見えない。そういうものなんだ。だから近づくんだ。見続けるんだ。一発勝負じゃねーんだ。とにかく長期戦だ。

 映画を観ている最中、ずっとこんなことを言われ続けていたような感覚でした。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5