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地域への入り方

 どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太です。埼玉県富士見市で、”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられるクラブ”を目指した、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『地域への入り方』というテーマでお話したいと思います。

 総合型地域スポーツクラブは、地域に根ざした活動なのですが、地域に根差すって言っても、実は“地域に入っていく”ということは簡単じゃなかったりします。例えば何か地域の行事があったとしても、そもそもそれを知ること自体が難しいとか。

 なんだかんだで、そこに長く住まないと見えてこないことや、地域で人脈を築かないと手に入れられない情報ってあるのだと思います。

 でも確実に地域に入っていく方法はあります。分かりやすいのは、地域系の組織に所属することですよね。代表的なのは、自治会とか組合みたいなオフィシャルな組織。ここに入れれば、回覧板などで地域の情報が入ってくるようになりますし、年に数回くらいだとは思いますが、近隣の人と顔を合わせることができます。

 ただし自治会や組合によっては、新しい人を受け入れないというパターンもあるらしいので、実は望めば誰もが入れる訳ではないようです。さらに、中には付き合いが面倒な場合もあるようなので、絶対に所属した方がいいかどうかは、分かりません。

 もう一つ、地域への入り方として挙げられるのは、『人がやりたがらないことをする』かなと思います。分かりやすいのは、地域系の“役員”なのですが、これは結局は先程の組織に所属するとやることになることなので割愛します。

 それ以外も実は、市役所などから発行される広報誌などには、色々な役職の募集があるんです。

 例えば私が現在務めているのは、『鶴瀬公民館だより編集部委員』。毎月、鶴瀬公民館の活動や地域の情報を紹介する公民館の広報誌を作るという役割ですね。

 公民館には市民に雇われた職員がいるわけですが、そのかたとは別に、市民が取材や執筆、編集作業に加わって作っているんですね。引っ越してきてすぐ、近所のかたが広報誌を回覧でうちにも回してくれて、そこで見かけた「編集部委員募集」の文字を見てすぐに連絡しました。

 恐らくこういう役割は成り手が不足しがちなのでしょう。すぐに歓迎していただけました。

 実は昨日、はじめて取材に同行させていただき、素晴らしい人と出会うことができました。刺激を受けました。もうこれだけで、編集部委員やって良かったなと思います。

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(※超合金フィギュアのコレクター&鑑定士のかたです!写真に見えてるところ以外にもたくさん並んでいます!事業家でもあり、俳優さんでもあります!)

 そして現在もう一つ、『富士見市スポーツ推進審議会』という組織の委員に応募しています。採用になるか分かりませんが、募集締め切りギリギリで応募が私だけと聞いていたので、やはりこれも、なかなか市民がやりたがるものではないのかなと思います。そもそも、募集があること自体知らないという人がほとんどだとは思いますが(^_^;)

 これも採用されれば、地域に入っていくことに繋がっていくと信じています。

 あと一番いいのは、こういったオフィシャルなものではない、地域のクラブやサークルなどに参加することですよね。

 私はそのクラブを作る側の人間なわけですが、一方では近くの小学校で活動しているバトテニスのサークルに参加させていただいています。(といっても現在はコロナの影響でそちらも休止中で、まだ一回しか行っていませんが💦)

 こういうコミュニティに所属することで人と繋がることができ、地域に入って行きやすくなるというのは間違いないですよね。


 地域に入っていくということで言うと、最強なのは役所の職員だと思います。地域における役所の職員の信頼度は抜群です。そういう意味では、私が総合型地域スポーツクラブのマネジメントを始めた時、『地域おこし協力隊』としてできたのは合理的だったのかなと思います。

 地域おこし協力隊は、まずその名前からして地域に入っていきやすいし、さらに役所の嘱託職員なので、ある程度の信頼も最初から得られるんですね。情報も得やすいので、地域に入っていく上では非常にやりやすい立場だったなと思います。

(※逆に、地域の色々な組織から引っ張られて、自分がやりたいことができなくなるパターンがあるくらいです)


 ざっとまとめると、地域に入っていくには、まずは比較的入りやすいオフィシャルな地域系の組織に所属する。すると地域の情報がある程度自動的に得られるようになる。そこから、人があまりやりたがらない役割などに可能な範囲で手を挙げ、地域貢献をする。だんだんとクラブやサークルなどの市民活動の情報も入るようになるので、自分に合った活動があれば参加してみる。すると人脈ができ、さらに情報が入ってきて、地域に入っていけるようになる。

しかし最強なのは、公務員や地域おこし協力隊になっちゃうことです。

こんな感じでしょうか!?


 ということで今回は、『地域への入り方』というテーマでお話しました。何だかんだで、今の私も悩み続けていることでもあります。ずっとこの地域に住んでる!という人はあまり課題意識を持たないところかもしれませんが、移住者には結構大事な問題で、場合によっては悩みの種となる部分です。地域で孤独になっちゃう、住んでるだけで知り合いもいないし、何も知らない、みたいな。そういう意味ではもっと、オフィシャルだけどライトなコミュニティみたいなのがあるといいのだろうなと思います。総合型地域スポーツクラブで実現したいことの一つですね。

今回もお読みいただきありがとうございました!
ではまた!

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5