マネジメントとは、何とかするということ。

 どうも!上杉健太です。

 今日は、『マネジメント=何とかする』というテーマでお話したいと思います。クラブマネジャーが総合型地域スポーツクラブに必要な理由についてのお話です。


 マネジメントというと、人や事業を管理したり、コントロールしたりするイメージを持っている方も多いと思います。定義のようなものを調べてみると、

マネジメントとは、英語の「management」を直訳すると「管理」や「経営」を意味する言葉です。企業では、組織運営や経営管理などの意味で使われています。
具体的には、組織の成果を上げるためにヒト・モノ・カネなどの経営資源を効率的、効果的に活用し、リスク管理も行いながら、あらかじめ設定した組織の目標やミッション達成を目指すことをいいます。
マネジメント業務の具体例としては、次のようなものがあります。
・部署や部下の目標の設定・進捗管理
・部下のモチベーション維持・向上
・人材育成
マネジメントには、テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチャルスキルの3つのスキルが必要だとする考え方があります。

Google生成AIより

となっており、Google先生もそんな感じで説明しています。

 これは僕も同意で、基本的にはマネジメントってそういうことだと思っています。

 ところが現実はもっと複雑というか残酷で、マネジメントってそんなキレイに定義できないものだと僕は思うんです。例えば、部下やメンバーを動かして事業を推進するのがマネジャーの仕事だとした場合に、その部下やメンバーがいなくなったらどうなりますか?そのままではマネジャーの仕事はできませんから、まずは人財を採用することが必要になります。もし人財採用の部署・担当者みたいなところがない組織の場合、それはマネジャーの仕事となることがあるんです。さらにさらに、不幸なことに新しい人財が見つからず、外注先もないような場合は?事業自体をストップさせればマネジャーの仕事を失いますから、マネジャーが仕事を継続しようとすれば、今度は人財採用から”自分がプレーヤーとなって事業を行う”という動きをする必要が出て来るかもしれません。
 マネジャーってこういうものなんです。最初は人を動かすというマネジメントっぽい仕事ができていたとしても、状況が変わればマネジャーの仕事は変わっていくんです。そこで最初の仕事領域から出ようとしないマネジャーは、仕事ができなくなり、仕事を失います。解雇されるか、廃業するかしか道はないでしょう。

 こう考えると、マネジメントとは何かと言えば、『何とかする』ということなんだと僕は思うんですね。これはクラブマネジャーとして10年間やってきて、実感を伴って思うことです。クラブマネジャーの仕事に領域なんてありませんでした。複数のマネジャーがいて始めて分担をすることができますが、それはあくまでも分担です。何かが起きればクラブマネジャーが何とかする。そういうことなんです。
 つまり、マネジメントという言葉にも含まれていますが、マネジャーとは経営者のことなんですよ。クラブが継続していく為にあらゆることをするのが経営者です。そこに責任を負っているのが経営者です。クラブの代表とクラブマネジャーが別であるクラブももちろんたくさんあるでしょうが、これは代表の権限がクラブマネジャーに移譲されているだけで、本質は同じです。クラブ代表の分身がクラブマネジャーと考えるべきでしょう。クラブマネジャーは経営者であり、何とかする人なんです。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

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