【朗報】健康ゲーム指導士がeスポーツを普及する!?
総合型地域スポーツクラブ研究所、所長の上杉健太(@kenta_u2)です。”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを楽しみ続けられる”総合型地域スポーツクラブを広める活動をしています。これまで7年間長野県のクラブをマネジメントしてきて、現在は埼玉県富士見市で立ち上げ準備中です。
今日は、『健康ゲーム指導士がeスポーツを普及する!?』というテーマでお話したいと思います。
健康ゲーム指導士は突然に
昨日、clubhouseでeスポーツの普及をやられているかたとお話をしました。そこで私は、『健康ゲーム指導士』というかたがいることを知るんですね。
(↓日本アクティビティ協会さんがYouTubeで紹介しています)
私が現在アドバイザーを務めている総合型地域スポーツクラブでは、eスポーツの普及を事業計画に入れ込んだことがあります。その時の目的は、『ゲームを健康的に行う』というものでした。砕いた言い方をすると、「どうせ子どもたちはゲームをやめないのだから、やめさせようとするのではなく、健康的にやる方法を取り入れよう」ということです。
しかしまだ実現できていません。その時に調べた限りでは、eスポーツをそのようなアプローチで普及させている人や団体が見つけられなかったからです。また、ちょうどICTクラブというプログラミングなどで色々なアウトプットを行う活動が始まっていたので、そちらからのアプローチで時間をかけてじっくり取り組んでいこうという事情もありました。
そんな中、clubhouseで急に『健康ゲーム指導士』という存在があることを知るわけです。ゲームを健康になろうと言っているのが健康ゲーム指導士だと思うので、総合型地域スポーツクラブがeスポーツを取り入れる際にはかなり適任のように思えます。
プレイケアという会社が、その普及にもあたっていることもご紹介いただきました。
改めてclubhouseに出てくる情報の質の高さに驚きます。リアルタイムで話しながら情報交換しているので、相手が欲しがっている情報が分かりやすいというのが要因の一つですよね。
eスポーツを導入する課題
それはいいとして、ただ、この健康ゲーム指導士にお任せすれば総合型地域スポーツクラブにeスポーツを導入できるかといえば、そう簡単な話ではないかもしれません。
どうやら見る限り、健康ゲーム指導士のミッションは、『高齢者をゲームで健康にする』というところにあるような気がします。実際に、健康ゲーム指導士養成講座のパンフレットには、このように書かれています。
健康ゲーム指導士は、超高齢社会の日本で、
ゲームを通じて「健康」と「交流」を応援し、
健康寿命や社会参加寿命の延伸をお手伝いします。
これはこれで、総合型地域スポーツクラブがeスポーツを取り入れる一つのアプローチとして成立することは間違いありません。マーケットも大きいい。
ただし、孫と一緒に暮らしている世帯が多かったり、人の目を気にしがちな田舎ほど導入が難しいかもしれませんよね。「ゲームばかりしてるんじゃないよ」といつも孫に言っているのに、自分はゲームを楽しんでいたら、お嫁さんから怒られてしまうかもしれません。
高齢者だけが集まっている施設などのコミュニティに導入するのは比較的やりやすそうです。みんなでテレビゲームして盛り上がった経験、誰でもありますよね。
ゲームをやっていない高齢者にゲームを薦める一方で、実は総合型地域スポーツクラブの現場や家庭が抱えている問題は、子どもの”ゲームのやり過ぎ”なんですね。高齢者に対しては、「ゲームは健康にいいからやりましょう」と言えても、子どもにはそれを言う必要はないんですね。もうやりまくっているので(笑)
そこに対して、ゲームを何とか”やめさせようとしてきた”のがこれまでの時代。「たくさんゲームをやらせたいゲーム業界」vs「ゲームをやらせたくない親やスポーツ界」の構図ですよね。
(※一応私の立場をはっきりさせておくと、「ゲームもスポーツもどっちもやればいいじゃない」です。実際私は、ゲームもスポーツも大好きです)
この戦いの結果として明らかになっていることは、「ゲームをやめさせることは不可能」ということなんだと思います。ゲームに限らず、抑圧されれば反発してやりたくなるというのは、もはや人間の本質みたいなところなので、「ゲーム禁止」というアプローチはもはや逆効果なのだと思います。
それで私は、子ども達が健全に、ポジティブにゲームに取り組める方法としてのeスポーツに興味を持ったんですね。スポーツでは当たり前のように行われてきた以下の要素を取り込みたかった。
・目標設定
・計画的なトレーニング
・適切な休憩や水分、栄養補給
これがゲームをする子ども達に取り入れられれば、「気が付いたら廃人みたいになってました」、みたいな状態を避けられますよね。問題は、何も考えずにダラダラと長時間ゲームをしてしまうこと、なので。
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総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
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