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「会費収入を上げたい」の真意

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 昨日、スポーツ系の活動をしている地域おこし協力隊で繋がろうという『地域おこしスポーツ協力隊ネットワーク』主催のオンラインイベントにで登壇させていただきました!

 そこで、私が地域おこし協力隊だった時に何をして、今どうなっているのかをお話したのですが、その中でいくつか質問をいただきました。今回はその中から、「クラブの収益はどのように上げていったのか?」というご質問について、イベント中では語り切れなかった部分についてお話しようと思います。

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 この質問の答えは、「会費収入を上げていった」なのですが、実はここについては背景説明が必要だと思っています。イベント中は時間の関係で少ししか説明できませんでした・・・。

 まず、私が地域おこし協力隊の任期中にマネジメントしていた『たかぎスポーツクラブ』(当時:喬木村総合型地域スポーツクラブ)は行政主導で立ち上がったクラブだということが重要な事実となります。

 設立準備の2年間ほどからしっかりtoto助成金を活用し、さらに村からも補助金が出ていて、潤沢な資金の中で立ち上がったクラブです。toto助成金は、マネジャーの賃金への助成と、活動費への助成の2種類があるのですが、マネジャー賃金の助成金については、正マネジャーは月10万円、副マネジャーは月8万円が助成対象となる上限でした。

 これでは人材確保が難しいので、喬木村の場合はマネジャーを教育委員会の臨時職員も兼務させることで給与を保障するというやり方をとっていました。クラブ設立2年目にジョインした私も、地域おこし協力隊として3年間働いたので、そういう意味でも助成金や国・村のバックアップを存分に受けて運営されていたクラブだといえます。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5