【その後】エホバをやめようとすると起こること
一日あと7時間くらいほしい。
ケンタです。
お元気ですか?
前回↓
エホバを自然消滅するとどうなる?
就活に引っ越しと、少しずつエホバから離れはじめたケンタ。
ただし、まだまだまっさらの人生というわけにはいきません。
なんたって、カルトなんでね。
引っ越す場合、「伝道者(布教する人という意味)カード」という、
個人情報ぎっしりの書類を、引っ越し先の会衆に移すことになっています。
引っ越しなどによって、所属先の会衆を移籍した、ということ。
そのため、穏便に自然消滅しようとすると、
引っ越し先でも連絡が来るのは正直避けられません。
引っ越したことで、脱エホバは7割完了したようなものですが、
そこから何が起きたかお話ししましょう。
①現地の長老から電話がくる
まずはあいさつということで、引っ越した先の長老(会衆の幹事みたいなポジション)から連絡が来ます。
「これからよろしくお願いしますね、若い方が来てくれてとてもうれしいです」
みたいな当たり障りのないあいさつでしたが、
「あの、すごく言いにくいんですけど、あまり期待しないでくださいね」
と、しっかり予防線を張っておきます。
②zoom集会を少しずつすっぽかしていくと都度連絡が来る
最初のうちの1か月くらいは、zoomでの集会に毎回接続していました。
一応のまじめアピール。
早々に目をつけられるのを防ぐため。
ただし、これを少しずつすっぽかしていきます。
アハ体験です。
最初の1月は3回に1回くらい休む、次の月は半分くらい、
そろそろいいかな?というタイミングで、パタッといなくなる。
ときどき、突然「気づかいの電話」が来ますが、
これは当然、きっぱりと無視。
メールで理由を聞かれたりもしますが、
「体調がすぐれなくて」
「仕事がどうしても忙しくて」
でごり押しました。
③3度の突撃訪問、あいさつ攻撃
いちばんメンタル的に負担があったのはこれですかね。
急な電話は出なければいいとして、
いきなりインターホンを鳴らされて、宅配と思って出たらエホバの人…
みたいなことが何回かありました。
「お元気ですか~ご体調はどうですか~
声だけでも聞けたらと思ったので!
今月の雑誌ポストに入れておきますね。では~」
ピキッ#となりかけましたが、
これ以来、宅配に覚えのないときは、応対しないようになりました。
急な配達の場合は申し訳ないですけど、不在票を入れてくれますし。
てかだいたい大事な用事のときはぜったいアポ入るし。
“0時間報告”―意思をはっきりさせる
半年ほどたって、
少しずつ「新しいひとが来た」というほとぼりが冷め、
みんなから忘れられはじめ、
自分の心の準備も整ってきたところで、満を持して“0時間報告”をします。
これはなにかと言うと、
正式なエホバの証人である条件として、
毎月布教した時間を報告する義務があります。
※2023年冬のどこかのタイミングで、どうやら開拓奉仕者(現在月50時間が義務)以外は、この報告義務は撤廃されたみたいです。
そして、
月に0時間が6か月続くと「不活発者」というリストに入れられます。
籍?は一応教団内にあるけど、
ほぼ活動してない幽霊部員扱い、ってことですね。
これを狙うわけです。
毎月、律儀に長老から
「奉仕報告をお願いします」というショートメールがきて、
「今月は3時間です」
というウソ(ごめんなさい)を半年ほど続けていたのですが、
ついに不活発者デビューする決心をしました。
これによって、
「排斥・断絶の意思はないけど、今後あなたたちと関わったり、活動を支持したりするつもりはないです」という意思表示ができるわけです。
このときに長老に送ったメッセージが、我ながらなかなか出来がいいと思うので、載せておきます。
もし必要なことがあればお使いください(笑)
“こんにちは。
突然で恐れ入りますが、奉仕報告についてです。
今月は0時間です。
今後も、報告がなければ0時間だと思っていただければと思います。
返信不要です。
また、何か返信された場合も、
こちらからお返事はなかなかできないと思いますので、ご了承ください。
よろしくお願いいたします。”
今、気がかりなこと
こうして今では、エホバの証人なんて、
ときどき思い出しては感傷に浸る程度にまで遠い存在にすることができたわけですが、
未だにやり遂げてない大事なタスクがあるとすれば、
信者の親戚に本音を明かすことですね。
おじおば・いとこ・祖父母は結構な割合で信者(それもマジメな信者)
のため、
義理を果たす、という意味ではどこかでケジメをつけないといけないだろうなと。
今後結婚なんて考えると、
信者にとって信者以外との結婚なんて、
気が狂ったんじゃないかレベルの天変地異なんで。
いずれ上手にタイミングを選んで、
親族には全部話さないといけないタイミングが来るだろうな…
そうなれば、きっと彼らは血のつながった親族より宗教を取るでしょうが、
それでも自分の選んだ道を後悔しないように生きたいな、なんて。
そうなれば、せつなくてつらいですけどね。
では今回はこのへんで。
また次のnoteでお会いしましょう。
それではまた。
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