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8.投資型副業を通じて実現したいこと

今回、ベトナムの投資型副業にチャレンジしている理由の一つは、副収入を得ることです。私の本業は会社員ですが、第一線で高い報酬を得られるのはあと10年程度です。その後は、役職定年を迎え、嘱託勤務となり、徐々に存在価値も収入も下がり続けます。変化の激しい現代社会においては、いつ会社が無くなってしまうかも分かりません。副業だけで生活するのは不可能ですが、本業を失ってしまった時にも、収入源を確保できている事は大きな安心に繋がります。

そして副収入よりも大きな理由は、社会人としてのキャリアアップに繋げたいと考えたからです。私はIT企業の営業職として社会人生活をスタートさせました。その後、中小企業診断士試験に合格し「IT知見がある中小企業診断士」という肩書で、他者と差別化をしています。

しかし「IT知見がある中小企業診断士」は、私以外にも意外と多く際立った差別化要素にはなっていません。その為、もう少し専門分野を増やしたいと考えていました。ベトナムでの起業は、会社の立上げと海外ビジネスという二つの大きな経験を積む事ができました。ITに詳しい診断士、起業経験のある診断士、海外ビジネスに携わっていた診断士はたくさんいますが、それらを掛け合わせた診断士は数少ない存在です。つまり私は、「IT知見があり、ベトナムで起業経験があり、現地の観光業や、製菓ビジネスに詳しい中小企業診断士」になる事ができました。Googleのキーワード検索では「IT知見 中小企業診断士」は260,000件も検索結果がありますが、「IT知見 ベトナムで起業経験 現地の観光業や製菓ビジネスに詳しい 中小企業診断士」では6,350件に絞り込まれます。

自身をブランディングするには、多くの形容詞(=特徴)を身に付ける事が重要です。広く浅い経験を有するゼネラリストでは、これからの競争社会で生き残る事は難しいと考えています。それは、企業内での評価においても同じです。また、中小企業診断士の本来の業務である「診断力」を追求しすぎても、他の診断士も一定レベルのスキルを有していますので、クライアントが認識できるような大きな差別化には繋がりません。一般企業の営業職においても、営業成績がいい事だけが出世の条件になっていないのと同じ事です。社会人としてコツコツ経験を積み上げてその道のナンバーワンになる事も大切ですが、客観的に認識できる”他者とは異なるスキル”を身に着けてオンリーワンになる事が、これからの時代に求められています。

そして、従来は企業(=組織)の中の個人としてのパーソナリティでしたが、今後は個人が中心となり企業に属する社会になっていきます。そうした時代には、より一層、セルフブランディングが必要になりますので、このnoteが何かのきっかけになれば嬉しく思います。

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