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Walking Sketch Tokyoについて

ウォーキングスケッチ会が始まってもうすぐ5年がたとうとしています。
5年間の間にたくさんの出会いと変化がありました。続けていく中で変わったこともたくさんありますが、逆に初めから持っていた自分たちの気持ちに気がつくこともできました。

これは続けなければ気づけなかったもので、きっとこの先も持ち続けていくものだと感じています。

そういった大切なものが見えてきたタイミングで、文章で残しておくのも良いのかなと思いこの記事を書いています。少し長くなるかもしれませんが、良ければ読んでみてください。

※Kenta Shimboのnoteですが、yuki yokooと共同で書いた記事です

なぜ、この会を続けるのか

会とは呼んでいますが、そもそも主催のyuki yokooKenta Shimboは『コミュニティ』だと思っています。ではコミュニティとはなんなのか

僕らはコミュニティとは人が出会い、触れあう場所のことだと思います。

東京にはたくさんの人がいます。でも電車で肩が触れるほど近くに座っている知らない人を自分のコミュニティの一部だと思うことは難しいですよね。そこに内面のコミュニケーションがないからだと思います。

人が物理的に集まるだけではコミュニティにはなりません。でもスケッチという共通点があると、どうでしょう。少しだけ会話が始まりやすくなります。

「今日はどんな絵を描いたんですか」と。

月に一回ですが、そうしたことを重ねると、もう少し踏み込んだ心の内側の話ができるようになったりします。そして少しずつ自分にとって心地よさが増していきます。そうなったらそれはコミュニティの始まりだと思います。

そういったコミュニティでは悩みを打ち明けられる友人ができたり、会話の機会は少ないけれど顔を見ると安心できるメンバーがいたり、将来に悩んだときにそっと背中を押してくれる人に会うことがあります。実際に5年間続けるなかでそういった場面にたくさん出会ってきました。

月に一度しか会わなかったりするのに、不思議さもありますが、そんな関係は確かに存在します。

スケッチという共通点をもって会話し、絵を見せ合い、気づいたらもう少し深い会話が生まれる。そういうものを必要だと感じている人たちの居場所でありたい、と思って続けています

Kenta Shimbo

コミュニティでありたいもう一つの理由

コミュニティは仕事ではないので、本業の仕事が忙しかったり、プライベートの予定が立て込んでたり、いろいろな理由で来れない時期が続くことがあります。それは当然ですし、まったく問題ありません。

すこし疎遠になったとして、それが絵画教室や決まったメンバーだけが集まる会だと、ちょっと復帰しにくかったりしますよね。思ったよりエネルギーが必要だったり。

それを気軽にしてくれるのもコミュニティのいいところだと思っていて、「ふと思い出したときにまた行ける」くらいの感覚でいてもらえたらありがたいし、気軽にふらっと立ち寄れる場所であれたらと思います。

むしろそういう場で久しぶりに来る・会う人がいると個人的には嬉しいです。なので最近行けてないなと皆さんが感じた時に、再度来ることのハードルが低い場=コミュニティであれたらいいなと思っています。

この会で「しない」こと

スケッチ会では様々な人が集まります。スケッチという共通点はあれど、描く目的は様々です。

目的が違うということは各々が自身の絵に求めること・向かう方向も違います

なので「こういう風に描くべき」など一方的な押しつけをしたくありませんし、そういうことが無い会がいいなと思います。こういった理由から絵についての指南や批評などを行わない会として運営しています。各々のスケッチに対するゴールや目的は各々が持つものだと思っています。

そのうえで、好きな絵を描く人を見つけたら話かけて情報を交換するなど、そういったコミュニケーションは全然アリだと思います。

たとえば「めっちゃいいですね。それってどうやって描いてるんですか?」という流れから教えあっているのはよくありますし、すごく素敵だなと思います!

yuki yokoo

主催者の立ち位置

この会の主催者はyuki yokooとKenta Shimboの2人です。性格も描く絵も違う二人ですが、なんだか馬が合い今までやってきました。

2人の共通点ってたぶんそんなに多くなくて、「絵が好き」くらいなもんです。

そんな2人なので、スケッチ会当日の僕らの立ち位置としては「参加者のひとり」という感覚です。もちろん運営として会が円滑に進むようできる限りのことはしますが、運営のタスクにとらわれて自分たちがスケッチをする時間が無くなるようなことにはならないようにしています

具体的にいうと、スケッチ会の開始時間を過ぎてからは僕らも絵を描き始めるので連絡がつきにくかったりします。そこはご了承ください。

そして僕らは、絵の指導ができるわけでもなければ、特定の業界に入るためのアドバイスができるわけでもありません(知ってる範囲では答えますが。笑)。当日は、皆さんと同じようにその日のスケッチを描くことやコミュニケーションを楽しもうと思っています!

Kenta Shimbo

今後のこと&最後に

とくに大きなプランがあるわけではありませんが、yuki yokooとKenta Shimboの生活が許す限りウォーキングスケッチは続いていくんだと思います。「いつまで」と約束できるわけでありませんが、5年近く続けているうちに2人にとっては簡単にやめようとは思えないくらい、大切な活動になっていました。

願わくば参加者のみなさんにもそう感じていただけるように、この先も開催していきたいと思います。

最後になりますが、いつも参加してくれる方、SNSで反応をくれる方、遠くから応援してくれる方、本当にありがとうございます。皆さんのおかげでウォーキングスケッチは続いています。これからも、よろしくお願いいたします!

yuki yokoo
Kenta Shimbo

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