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原油価格が下がっていますね。カーボンニュートラルって本当に実現できるのかな?

やっと原油価格が下がってきましたね。最近まで90円台まで上がっていて多くの悪影響がありました。米経済のインフレ圧力になることはもちろん、日本でも物価上昇の原因になっています。

原油価格が上がるとさまざまなモノの物価が上がります。燃料価格が上がるので、輸送費や製造費が高くなり価格に転嫁されるからです。おかげで値上げ→業績上昇→賃金アップの好循環が生まれそうなのは良いですが、現状生活へのダメージは大きいと感じます。

今後原油価格はどうなるのかな?と思っていたところ、ある記事で

「IEA(国際エネルギー機構)の報告書では、2030年までに原油価格は半値以下の42ドル、2040年には30ドルまで下落すると見ている。脱炭素を進める過程で、燃焼時に温室効果ガスの一つである二酸化炭素を排出してしまう化石燃料(石油、天然ガス、石炭)の需要が急減することが根拠のようだ。」

とありました。代替するエネルギーとして、太陽・風力・原子力が挙げられていましたが、本当に代替可能なのでしょうか?省エネが進みエネルギー需要の増加は落ち着いているようですが、世界人口はまだまだ増加していくので疑わしく感じてしまします。実際に、2050年までのカーボンニュートラルは無理筋だという意見も多いようです。

とはいえ、原油や天然ガスの需要が縮小しているのは確かでしょう。そうなると、石油関連銘柄を長期保有するのはリスクが高いといえます。原油価格はサウジアラビアやロシアなどの産出量や需給でバタバタと動き、ボラティリティも高い印象。短期で入ってみるのは良いと思いますが、原油上がっているからといって安易に購入するのは短期・長期どちらでもリスクが高い市場のようです。


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