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【欧州サッカーを見よう】マンチェスターシティ編

12月5日 Jリーグの全日程が終了。週中にはJリーグアウォーズが開催され、ストーブリーグの突入となりました。それに伴いDAZNを退会する人、年間契約をしているけど特に見るものがない人がいると思います。
J3開幕が例年通りいけば3月になるので、3カ月もの間サッカーから離れてしまうのは勿体ない。目を背けたくなる内容なものだったけど、折角シーズンを通してサッカーを観る目を養ってきたのにリセットしてしまうのは勿体ない。
だから、絶賛オンシーズンの欧州サッカーを観ようという趣旨で書いていこうと思います。

しかし、毎年Jリーグが終わり、「オフシーズンに欧州サッカーを観よう」と思って意気込んでいたのにも関わらず、いつの間にか時は過ぎ、Jリーグが開幕していることがあったと思います。「欧州サッカーを観よう」と思っても取っ掛かりがないと、どのリーグ、どのクラブを見ればいいか分からない。僕ら人類は未知のものに手を出さないのは当たり前の話で、逆に未知を既知にしてしまえば楽しめます。
今まで欧州サッカーを見ることに挫折してきたのは貴方のせいではなく、人類が抱える欠陥のせいだったので悪くありません。

なので数回に分けまして「絶対ハマるであろう欧州クラブ」を紹介します。
戦術的とは言わず、コミカルな内容で説明していきますので是非お楽しみください。
まず初回に紹介するのは

マンチェスターシティ

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クラブの歴史

イングランドのプレミアリーグに所属するクラブ。
かつてマンチェスターユナイテッドというグローバルな活動をするお隣さんに対して、シティは「真のマンチェスター市民のクラブ」と言われています。
1880年の設立からリーグ・カップ優勝しながらも2部3部降格を経験。1980年代以降はユナイテッドの全盛期に突入し、お隣の活躍を3部から見上げるという松本山雅と長野パルセイロのような関係性がありました。
しかし、2008年 UAEの投資グループに買収されると立場が逆転し始めます。横浜F・マリノスも加盟した「シティ・フットボール・グループ」を立ち上げ、世界の若手や優秀な選手を自社ネットワークの中で効率的に管理することに成功。日本でも板倉滉、食野亮太郎などがこの恩恵を授かり、日本から世界へ羽ばたいていきました。
現在は、一時代を築いたヴァンサン・コンパニ、ダビ・シルバ、セルヒオ・アグエロといったレジェンド達がクラブを去り、新たなサイクルに突入しています。

監督

サッカーを趣味としているのなら一度は耳にしたことがあるであろうペップ・グアルディオラが16-17シーズンより指揮を執っています。バルセロナ時代には0トップ。バイエルン時代には偽SBなどサッカー界に革命を起こし続けてきた人物です。
監督としてパーフェクトヒューマン、、、。かと思いきや時折人間らしさが垣間見えます。
試合の場合でいくと、欧州No.1クラブを決めるチャンピオンズリーグ決勝のようなビッグマッチになればなるほどオーバーシンキングの悪癖が出てしまうのがグアルディオラです。
昨季、悲願のチャンピオンズリーグ決勝まで駒を進めたマンチェスターシティ。従来通り、守備的なMFを中盤の底に据えるかと思いきやイルカイ・ギュンドアンという攻撃的なMFを置く奇策に。今までにやったことはあるものの今シーズンのベストではない形を組み、カウンターから失点を喫し優勝を逃しました。メディアでは「オーバーシンキングの悪癖がでた」と言われ、大舞台で何か新しいことをやりたがるお茶目な一面を持っています。
これくらいなら、どの監督にも起こり得ることです。
問題なのは日常生活でもお茶目すぎる一面を持っていることです。
そのお茶目さは車を見ているとよく分かります。

先頭で入ってくるのがグアルディオラが運転する車。まだ新しそう、というか恐らくスポンサーである日産の車にも関わらず車体には大きな擦り傷が。
そうなんです。車の扱いが苦手で今まで壊した車は数知れず。この他にも、ガソリンスタンドでガソリン車に軽油を入れてしまいエンジンをお釈迦にするなどお茶目すぎるエピソードが沢山あります。彼くらいになれば、執事をつけていいと思うのだが、、、。
世界最高峰の監督は、ピッチの幅は理解できても車の幅は理解できないのでした。

選手編

クラブのイケメンラインを1人で支えてきた貴公子 ダビ・シルバが抜け、野郎ばかりになり、女子からの黄色い声援とは程遠いチームになりました。
野郎といえど、ただの野郎ばかりじゃないのがマンチェスターシティです。
No.3 ルベン・ディアス
シティの中でも一番まともな野郎。
昨季序盤に加入以降、直ぐにスタメンの座を掴むと頼りないお兄さんDF達を若干24歳がまとめ上げ、堅守を構築。
ほぼ毎日ジムに通う彼の筋肉は実用的でもありつつ、魅せても良しな筋肉です。


No.20 ベルナルド・シルバ
小さいからって舐めてかかると痛い目に合う。
その卓越したスキルは年を追うごとに進化。スキルだけではなく、抜群の走力を武器に前線から最終ラインまで至るところに顔を出す。まさに小さな巨人である。
しかし、唯一の欠点ともいえるのが雨の試合。フワフワしてたい髪がペタっとなり、、、。詳細はDAZNでお楽しみください。


No.23 ジョアン・カンセロ
ここまで紹介した2人はポルトガル人。そして、カンセロもポルトガル人。
ポルトガルの英雄とも言えるクリスティアーノロナウドの背中を見て育ってきた奴は変な奴が多い。
類まれなボールスキルがあるSBは、切れ味鋭いシュートから華麗なドリブルまで色んな技を持っている。
放浪癖があり、前線に旅立ってしまうことがしばしば。肝心のディフェンスではレベルは一定水準以上なものの、一か八か「エイッ」と飛び込んで豪快に抜かれたり、ファールが多いのが玉に瑕。


No.2 カイル・ウォーカー
ここまでの野郎たちは序の口。ここから二人が最高にヤバい野郎である。
前所属のトッテナムではタッチラインを何度も上下動できるイングランドらしいハードワークをするSBだった。シティに来てからはグアルディオラ監督のもと頭が筋肉から脳みそに変わり、カウンター対策、ラストパサーまで頭脳派な一面をみせる活躍をしている。
しかし、彼はパーティー大好き芸人。コロナ禍にも度々スキャンダルを起こし問題になった。
マンチェスターに来てからお尻の面積の拡張と共に、下半身がより元気になっているとも言える。
元気の源でもあるお尻の大きさには注目である。


No.31 エデルソン・モラエス
コイツがシティで一番ヤバい野郎である。野郎を通り越してサイコパスである。
少年時代にはSBとして経験を積み、現在はGKとしてブラジル代表としても活躍中。そのボールを扱うスキルは戸田和幸さんも唸らせた超絶級のテクニックを持ち、昨季はGKながら2アシストを記録。キックの飛距離、精度共にワールドクラスのGK。

警察が悪の組織に潜入捜査を行うと元の自分が分からなくなり、社会に戻れなくなるというドラマはよく見かける。エデルソンもその内の一人で、サッカーであらゆる事への恐怖心、思いやる心を忘れてしまった。

「(ガブリエウ・ジェズスがシティの人間はエデルソンを怖がっていると言っていた件について)
恐怖じゃなくて、リスペクトだよ(笑)。
僕と遊ぶのを恐がる人もいる。僕は強さをコントロールする術が分からずに、ちょっとやり過ぎちゃうことがあるからね。
パンチが強すぎるってすでに愚痴られているよ。僕の右クロスはパワーがあるから。
遊ぶ時には『僕を3回殴ってくれ、僕は1回だけやり返す』と言うんだけど、皆もう分かっているからもう遊んでくれないんだ」

耳に入った可愛いスマイル君の入れ墨とは対照的に、笑顔でこの様な事をするヤバい奴なのである。
エデルソンを目指すサッカー少年は、まずはサイコパスになることをオススメする。


以上、シティのヤバい野郎たちを紹介しました。
しかし、このままだとシティ人気に差し支えるので、ちゃんとオススメの選手も紹介しておきます。

オススメ選手

No.16 ロドリ
文武両道を体現するインテリジェンスなMF。
プロサッカー選手になった後もスペインにあるジャウメ1世大学に通い続け、プレミアの過密日程にも屈せず今秋卒業。経営学を専攻しており、将来のGM候補としても期待される逸材。

「僕は普通の青年だ。自分にとっては、地に足をつけて過ごすことが大切なんだよ。僕はいつだって普通の人間だった。それが僕という人間で、そうやって人生を過ごしていきたい」

と語る様に超真面目なサッカー選手で人間精密機器とも呼ばれている。
入れ墨もない、豪華な家も買わない。
まさに、人間の鏡で山雅の選手も見習って欲しい選手である。

No.17 ケビン・デ・ブライネ
このチームの要と言ってもいい存在。
容姿がチームメイトの11番と似ており街中で間違われることもしばしばあるが「自分の方がイケメン」と言い張る。
また、この時期になると映画「ホームアローン」の主人公 ケビン・マカリスターと名前が一致、容姿が似ていることからコスプレをし、グッズの販促に起用される。サッカー界のトップスターとはいえ逃げられない仕事もあるのだ。


プレー面では綺麗な放物線を描くクロスは見事だが、右足から放たれる無慈悲なシュートはこれまで何人ものGKの心をへし折ってきた。彼の豪快なシュートはどんよりとしたイングランドの空さえも晴れ渡る効果を持つ。
素人目ではあるがシュートを手で止めたくない選手No.1である。

最近は怪我が多くフル出場での活躍は少なくなってはいるが、この人のプレーを見るだけでもJリーグオフシーズンにDAZNを契約している意味がある。
それ位、スペシャルでシティズンにとってのスーパーヒーローなのだ!

以上、マンチェスターシティの紹介をしてきました。
シティの試合を見たくなったでしょうか?
今冬もマンチェスターシティが所属するプレミアリーグでは年末年始にかけて「ボクシングデー」と言われる過密日程が組まれています。

12月27日 0:00KO vsレスター
12月30日 5:15KO vsブレントフォード
  1月  1日 21:30KO vsアーセナル

年末年始の宅配便くらい忙しい日程です。
全試合、DAZNにて視聴可能なので年末年始はサッカー漬けになってみては如何でしょうか。

もっとシティを知りたい方にはコチラがおすすめ↓

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