【ジャイサルメール①】黄金の街に見惚れる
andymoriの歌詞でしか知らなかったジャイサルメールは、正真正銘の“ゴールデンシティ”だった。
街全体が重要文化財であるかのように、どこを切り取っても黄金の景色が広がっている。
ピンクシティ、ブルーシティ、ホワイトシティとコレジャナイを続けて、最後の最後にモノホンを持ってくるとは、インドもニクいことするね!
中でも「ハヴェリ」と呼ばれる貴族の邸宅の美しさに目を見張る。その装飾の緻密さといったら近くで見るほどに凄まじく、気の遠くなるような時間と労力でもって造られたことがわかる。
当時の職人はパキスタン分離独立のいざこざなどで国を離れてしまい、この技巧は継承されることなくロストテクノロジーと化してしまったらしい。
お次はお約束の城である。なんとここは入場無料!それもそのはず、城内にはたくさんの土産屋やレストラン、ゲストハウスまでが立ち並んでおり、城というよりひとつの街のようだった。今でも3000人以上の人が暮らしているらしい。
数あるハヴェリも一部は現役で住居として使われているらしいし、歴史を風化させることなく使えるものはとことん使おうという商人根性を感じさせる。ジャイサルメールは時代を先取りしたサステナブルな街でもあった。
さて、この街に来たからには避けて通れないのがキャメルサファリである。正直、ネパールで体験した山中行軍がトラウマとなり、その手のアクティビティはもう勘弁という気分なのだが、毒を喰らわばの勢いで明日は腰を上げてみようかと思う。
〜旅のBGM〜
andymori/青い空
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