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【ジャイプール①】ピンクシティの宮殿

インドに行くならまずはラジャスタン州だと、インド通の知人が言っていた。
有名な観光地が多く、デリーを基点に比較的アクセスしやすいエリアだからである。
もともと行きたい街も多かったので、旅の後半はこの州を時間の許す限り巡ることにした。
というわけで、まずは州都“ピンクシティ”ジャイプールに着弾です。

お目当ての宮殿は、思ったより宿から離れていた。道すがら、有名なラッシーを飲んだり、美味いと評判のビリヤニをキメたりしながら街を歩く。さすが州都なだけあって動線もわかりやすいし、デリーほどムカつく客引きも多くない。ピンクの色彩も青空に映え、良い雰囲気を感じる街だ。

ジャイプールイチ有名な「LASSI WARA」のラッシー。味は…うん、普通の飲むヨーグルトだこれ
「Madina Hotel」のチキンビリヤニ(この量でハーフ)。これで80ルピー(約150円)はどうかしてる

しばらく歩いていると…。
で、で、出た〜〜〜〜〜!!!!!!

わてこそがジャイプールでござい、と言わんばかりに街のど真ん中に鎮座ましますのは、泣く子も黙るピンクシティ不動のセンター“風の宮殿”ことハワーマハル様だ。

ウェスアンダーソンを彷彿とさせる美意識、インスタ映えに全振りしたとしか思えないこのフォトジェニックな宮殿が建てられたのはなんと1799年!
日本はまだ江戸時代、伊能忠敬がようやく地図でも作るかと腰を上げたくらいの頃に、インドでは200年後も通用するKAWAIIを完成させていた。インド人、恐るべしである。

実はこの宮殿、横から見るとペラッペラなのが個人的にツボだった

さて、お次は映画『落下の王国』で有名になった階段井戸チャンドバオリへ向かう。映画は未見なんだけど、一度行ってみたかった場所だ。

ただ、ここは市内からめっちゃ離れた辺鄙な所にある。ローカルバスを使って片道2時間、そこからリキシャーで2〜30分。往復するだけで半日潰れるので、お金に余裕があればタクシーを借りた方がいいかもしれない。

行き方は以下を参照した。

年に何人かはスマホ落とすらしいけど、まあそうだろね

うーん、これはハードルを上げすぎていたからか、正直期待していたほどのスケール感はなかった。にしても、風の宮殿もだけど造形にいちいち無駄がなく幾何学的というか、さすがは数学の国だなと感じさせる。余白を愛する日本のワビサビ文化とは対極だよな。こちらも作られたのは1200年前だというのだから、やはりインド人、恐るべしである。

街に戻ったあとは、インド最大の映画館でインド映画を観ます。

〜旅のBGM〜
Janelle Monáe/Pynk(feat. Grimes)

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