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困窮し借金したお陰

オッス!ワシ「健斗」っちゅんだけど...。




今回は「借金したお陰で気が付けたこと」というテーマで話していきます。




ワシ、借金してたことがある。




金額は、60万円。




他の支払い以外で、消費者金融に借りてた額。




結論、借金っていう経験はよかった。




やっぱり、しないと気が付けないことがある。




ただ、避けようと想えば、避けられた。




それに、いい借り方と、悪い借り方がある。




当時の自分は、悪い借り方をした。




借金なんて、縁遠いものだと想ってた。




なのに、なんで借金したのか、体験した状況や気持ちを基に話す。

支払いのことで頭がいっぱい

高卒で、鉄道会社に就職して、正社員6年目でうつ病になった




そこからやめて、1年弱プー太郎して、コールセンターの派遣社員を3年。




そのコールセンターで、働き始める辺りに、借金。




うつ病になった時、普通なら休む為に、休職期間を設けて様子をみたり、実家に戻る選択をすると想う。




けど、自分は、会社をやめる決意をしてたから、休職はしなかった。




それに、親に対して幼少期からの怒りが溜まってて、実家にも帰らないことを決めてた。




親が実家に帰ってきてほしい、っていう想いは置いといて、ずっと住みたかった札幌に引越しすることにした。




妹が先に札幌に住み始めてたのもあって、引っ越しにはちょうどよかった。




退職までの、約1ヶ月間を会社の寮で休養。




LAWSONでダンボール2つにまとめた荷物を、妹の家に送って、1ヶ月居候。




そこから、ワンルームの賃貸を探して、住んだ。




うつ病ながらも、なんとか一人暮らしがスタート。




2週間くらいで、退職金が振り込まれる。




ハローワークで失業保険の手続きもして、求職活動をしながら、お金をもらう。




当時乗ってた、HONDAのヴェゼルのローンと、電子書籍を出版するための教材と、MacBook Proの支払いをしながら生活。




失業保険の最後の給付辺りで、そろそろ今後のことも決めないといけないあと、思いつつ面倒臭がって後回し。




迎えた札幌の冬、気温-10℃は平常運転。




ここで一番痛かったのが、水道管凍結。




お金を切り詰めてる中で、コックの締め忘れで水落としがされてなくて、水道管を凍結。




シャワーがあびれなくて、ボサボサの髪で、業者を呼んで契約書にサイン、支払った一万円がとにかく痛い。




部屋からコンセントを繋いで、ドライヤーみたいに温風を送るだけの作業。




これなら自分もできる気がして、みない方が良かったと後悔。




電子書籍やブログをする為に、使ってたMacBook Proの支払いを残した状態で、生活費に回すため買取業者に渡す。




契約してた、ヤフーのYJカードの支払いが間に合わず、契約を切られる。




電気代とLINEモバイルの支払いは、クレジットカード払い以外できないと知り、必死に探してみつけた、アコムのクレジットカード。




家賃の支払いが間に合わない恐れがあり、調べた結果、住居確保給付金といって、通帳の額が家賃より少ない場合?に、1ヶ月毎に3回まで家賃の補填がされる制度を活用。




さすがに働かないとマズい状況になり、慌てて決めたコールセンターの派遣社員。




食費もほとんどないし、地下鉄に乗るお金もない。




そんな中でたまたまみつけた、メルカリのポイント。




福岡産の玄米を大量購入。




1日2回、1合ずつ玄米だけの咀嚼。




せめておかずと思ったけど、そんな余裕はなくて、たまにもやしを乗せて食べれるくらい。




妹から心配され、地下鉄のホームで、申し訳なさで泣きそうになりながら、受け取った4万円。




初めてのコールセンターでは、まず言葉遣いから。




それなりに知ってる思ってたけど、尊敬語や謙譲語が入ってくると、もう会話もままならない。




それと同時に、目の前のパソコン2台を使いながら、15個以上のソフトを使って、お電話口の方の応対。




感覚で6.7割がクレーム対応、もうその瞬間をこなすことで頭がいっぱい。




本当は、その部署をすぐにでもやめられたらよかったけど、契約期間の3ヶ月はやめられない。




同僚と足並みを揃えられないこととか、陰口を言われてることとか、気にしてる暇がないくらい、家計簿と睨めっこの日々。




日に日にささくれる心と、支払いに間に合わない焦りで、消費者金融からお金を借り始める。




借りられた時のホッとした感覚は、今でも忘れられない。




とりあえず、一旦落ち着きを取り戻したのも束の間、今度は、自暴自棄になる自分の心を、一時的に慰めるため借金。




限度額までまだある、まだ借りれる...。




そんな危ない橋を渡りながら、その日その瞬間のストレスを、暴飲暴食で埋める。




その他、生活に必要なものも借金で賄う。




返済しながらの生活ではあったけど、1年くらいで数万円ずつ、余裕が生まれてきた。




唯一救いだったのが、月の給料で支払えるくらいの借金額だったってこと。

少しでも多く休みたい

お金が完全になくなる前に、うつ病もある程度よくなってたし、働けばこんなことにはならなかった。




それは、言うまでもないんだけど、それでも働かなかったのは、働くことを過剰に怖がってたから。




幼少期から、抱えてきた心の問題が影響して、就職してからも、自分のことよりも、変に周りに気を配りすぎて、利用されたり、雑に扱われたりとトラウマがたくさんできた。




仕事というより、人間関係のことでずっと悩んで、落ちついて眠れる日はほとんどなかった。




上司から叩き上げられ、競争させられ、足を引っ張られる。




こういう職場を体験させてもらえたことには、感謝してるけど、どう考えても合わない。




高校の成績がたまたまよかったから、先生から提案されて就職したけど、気合いではどうにもならなかった。




そんな経験もあって、仕事をすることよりも、人間関係で削られることに怯えてる。




その結果、多少ひもじい想いをしてもいいから、怠惰な選択でもいいから、今の状況が続いてほしい。




そんな想いで、生活保護を受けられるのか、役所に確認しにいくと、身内への確認の為、電話が必要ということで、あきらめることにした。




そうやって、自分を甘やかしたお陰で、更に大変な状況に自分を追い込む。




自業自得なのは間違いないし、不安に囚われ過ぎて行動しなかった。

楽するための土台作り

自分は、これまで楽することから逃げてきた。




それは、目立つことでやっかみにあったり、自分だけ楽しむことに罪悪感があったから。




怠惰な選択をすることで、周りから後ろ指を刺されない様に、自分を隠して我慢ばかり。




本当は、人の目なんか気にしないで、自分の気持ちだけに気を配りたいのに。




そこに気が付くと、面倒臭いことに向き合わされると分かってたから、逃げてきた。




でも、逃げ続ける限り、その気持ちは膨らんで、もっと苦しむことになる。




つらい想いをした時に、耐えることを要求されるけど、それは出来るだけ不幸でいろって、言われてるのと同じ。




つらい想いをした時は、想いを受け止めて、どうしたら味わわなくて済むのか、試行錯誤して乗り越える力をつけるのが大切。




楽しめって簡単に言うけど、楽するための土台作りが先になる。




土台ができてから、ゆっくり楽する。




そして、また次の楽する土台を作る。




こうやってどんどん変化させるのが、人生をたのしむコツ。




つらいこと全てが、たのしく暮らす為のきっかけだってことを、いつも頭の片隅に入れないといけない。




大変なのは分かってるけど、いつも心から笑っていたいから、自分は向き合うことにする。

借金が心の余裕を奪う

怠惰でもいいから、ギリギリでもいいから、そんな想いで、生活費を稼ぐことから逃げた結果。




1年ちょっとの間、頭の中がお金を稼ぐことばかりになってしまった。




不安過ぎて、毎日起きたら収支の計算。




何も変わらないって分かるけど、その作業をしてる時は、安心できた。




給料日まであと何日。




給料が入ったら、次の給料日まであと何日。




同僚や友達から、誘いがあっても断るしかない。




次第に連絡の頻度も、関わりもなくなっていく。




常に出費のことばかり気にして、たのしむことに使う頭のリソースはなかった。




とは言え、この決断があったからこそ、借金をすることで、お金に余裕のない暮らしが、どれだけ苦しいかってことを、身を持って味わうことができた。




それに、借金60万円した訳だけど、100万円以上借りる人だってザラにいる。




そんな人達に比べたら、まだ全然マシな方だからへっちゃらだね。

まとめ

ということで、ここまでみてくれてありがとうございます!




「借金したお陰で気が付けたこと」というテーマで、当時の状況だったり、気持ちを話してきました。




つらい想いに翻弄されてる方の「じりつ」する転機になると嬉しいです!


借金させてもらえたことに感謝。

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