クリティカルシンキング

こんにちは!今日はクリティカルシンキングについて紹介したいと思います!仕事で映像制作する場合は、カッコ良い映像を作るというだけでは不十分で、顧客のニーズや、ターゲット、予算など状況に応じて最適な映像を作る必要があります。そのために、クリティカルシンキングは重要になります!

クリティカルシンキングの定義とは?

クリティカルとは直訳すると「批判的」という意味合いがあり、
定義は「健全な批判精神を持った客観的な思考」となります。

難しい言い方ですが、大事なことは「前提条件を検討する」ことと、「客観的な意見か?」をしっかりと意識して思考することです。

例えば、新商品の子供服を紹介する映像を作るとなった時に、子供に人気のあるキャラクターを起用して映像を作ろう!というのは論理的には正しいですが、実際に子供服を買うのは親なので、この場合は「子供に受ける」という前提が間違っており、効果的とは言えません。

もう1つ重要なのは客観的に考えるということです。
人は今までの成功体験や思い込みにより偏った思考をしてしまいがちです。
ゼロサム思考(得をする人がいる場合、損をする人がいるという考え)などがあります!この場合は最初からwin-winという考えを排除してしまっているので、正確な結論が導けなくなります。

クリティカルシンキングの思考プロセス

それでは、実際にどんな手順で考えれば良いのでしょうか?
クリティカルシンキングに重要な2つの要素を紹介します!

1)イシュー

一般的に「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いですが、
クリティカルシンキングでは前提条件となる課題・問題のことを指します。
ここが間違っていると当然、思考した結果がズレてしまったり、検討すべきアイデアが十分に出てこなかったりします。

2)分解とMECE(ミッシー)

MECEは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語です。「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味ですね。

クリティカルシンキングにおいて大事なことはありとあらゆる解決策を考えることです!候補がしっかりと出ていない状態で決断をしても、そもそも最適解がない可能性が十分にあるのでMECE(ミッシー)が重要なんです!

MECE(ミッシー)の思考プロセス

前提条件(イシュー)が少しでも変わると、解決案も変わるので
どんな映像を作るか?を例にポイントを紹介します!

①定義づけすること
予算や納期など思考の前の前提条件をしっかりと確認する

②異なる切り口を混同しないこと
「印象に残る」と、「予算を抑える」という2つの切り口を混同すると
アイデアが出てこないので、切り口をしっかりと抑えることが重要です!

③抽象的すぎる言葉を使わない
これはそのままの意味ですが、正確性が損なわれるので気をつけましょう!

④変数に分解する
変動するものがある場合は分解する。
例えば冬の時期に流す映像でアイスを食べいるシーンは不自然ですよね?
絶対的なものと、時期やシチュエーションによって変わるものは分けて考える必要があります!

映像の構成や演出のアイデアを出す際にも有効な思考法なので、
参考になれば幸いです!

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