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「女性活躍」について

WEFの発表するgender gap指数において、日本は、「教育上の男女平等を達成しつつも、社会参画において著しく遅れている国」という位置付けで、世界149カ国中110位という結果です。

この歪な三角形(画像の青塗り部分、太線が世界平均)は非常に不思議な結果ではないでしょうか。高いレベルの教育を受け、良い健康があれば、普通であれば政治・経済含め社会での活躍ができないはずがないからです。

このような結果となっているのは、我々の上の世代で「一番効率が良い」と思われていた、「男性中心的な働き方で社会全体を回す仕組み」が、依然として社会に深く根付いてしまっているからだろうと思います。そして、その「仕組み」が我々の生活様式・文化に反映され、我々自身の一部となってしまってもいます。

日本における「女性活躍」は、一義的には、人口減少による労働力不足を補い、さらなる経済発展を維持することを目的としている面が強く、多様性を許容したり、誰にとっても住みやすい社会を作るということまで広げた議論となっていないのが現状です。一人一人が「個」として尊重され、それぞれの能力を開花させ、自由に活躍する社会を設計する(そこには当然労働しなくても良い自由があるべきです)ことでこそ、様々な不平等が解消されると思います。

WEFが出すジェンダーギャップレポートはこちらから本文が読めます。


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