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「シカゴハリススクールのJapan Trip@京都府亀岡市」について

3月29日(金)、シカゴ大学公共政策大学院(ハリススクール)の学生ら19人が、Japan Trip(注)の一環で、京都府亀岡市を訪れ、亀岡市ならではの体験型観光コンテンツや地元の方々のご家庭で食卓を囲む「1日家族体験」をしました。

(注)海外の大学院のうち、日本人が留学している大学院では、例年、学生の団体観光旅行が企画されることが多く、これをJapan Tripと呼んだり、Japan Trekと呼んでいます。

今回の企画を亀岡市側でオーガナイズしたのは、同市の仲山地方創生担当部長。今回の取り組みも、京都駅から電車で20分の距離にありながら、観光客の滞在時間が短い亀岡市への滞在時間をいかに増やすかという観光開発(いわゆるファムトリップ)の一環としておこなったものです。

私も、今後の亀岡市における体験型観光コンテンツのポテンシャルを大いに感じているため、当日も体験型観光コンテンツプロモーション用映像撮影のために1日ハリススクールに同行させていただきました。

ハリススクール学生らは、酒造見学、お寺での文化体験(手描き友禅、写経念仏・木魚体験)と醤油醸造見学を経て、5つのご家庭に3−4人ずつに分かれて、「1日家族体験」として地元の料理を作って一緒に食べたりする体験をしました。

特筆すべきは、やはり「1日家族体験」です。今回、地方がインバウンドを引きつける魅力は「地元の人々との交流」であると再確認しました。ハリススクールの学生には、日本での今回の滞在のなかで、(東京などよりも)亀岡での人々とのふれあいが最も思い出に残る、素晴らしい体験だった、と言う方もいました。

ハリススクールの学生は、ランチを各ご家庭で一緒に食べた後、子どもらに見送られて亀岡を出発しました。(写真)

今回、私が今から2年前の2017年3月に、ロンドンビジネススクール の学生を地元長野県飯田市に連れてきて、「農泊」を体験してもらった時(以下参考記事)と同様の感動を私自身感じました。やはり日本の地方の持つキラーコンテンツは、大規模なハコモノなどではなく、「人」だと思います。

今回を機に、上の写真のような亀岡の美しい里山の風景を多く取り入れたプロモーション映像も作成予定で、そちらの完成も楽しみです。

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