あなたの、誰かの、足跡を辿ることはできないけれど。
僕たちはすぐに挫けそうになっていて、もしくはもう挫けてしまっていて、それはどうしてかと言うと世の中には越えなければならないハードルというのが沢山あって、私たちはそんな場所を飛んだり跳ねたりしながら先へ進むのが苦手だからだ。
でも、よく考えてみたら世の中なんていうものに正体はなくて、みんな自分の視界に入ったものを無根拠に世の中はと語っているだけなのだ。
世の中を見たことがある人なんていない。その人が見た世の中があるだけで。
だから、僕たちは本当はなんのハードルも越えなくてもいいはずなのだ。
だれになにを証明する必要もない、世界のなかの唯のひとつのピース。
21世紀が来た時にある人は「ハードルは低くしておくもの」と歌っていた。
超えなきゃいけないハードルなんていうのはいつも後からついてくる、月あかりの影のようなものだ。
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