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心の奥底に埋まっている廃墟

世界の隅はいつも砂浜と海辺だとおもう
穏やかな波

巨大なビルの廃墟は、まるで建物の骨のようだ
誰かのために建てられたわけではないそれは、まるですべらかではなくて、酸化した静けさをもっている
赤と灰の境界

わたしはそこを見る時、いつも静かで穏やかな、寂しさの中にいる

朽ちた境界たちと、わずかな記憶とLFOとホワイトノイズ
わたしの記憶の中のそこは、いつも視点が引いていて、例えばそれを空洞と名付けても良いのだけれど、耳に響く波の音と、少し醒めた砂の感触が、わたしの中にクオリアを留める

馬鹿みたいと言われれば馬鹿みたいなその風景の周りを、わたしの自我は公転している

いつも

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