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脳を覚醒させる儀式

アンドゲート田村です。
株式会社アンドゲートというPM Techカンパニーの代表をやっています。

この記事では「脳を覚醒させる為には限界突破が必要」というお話を書きます。
「限界突破」は相応のリスクを伴う荒療治ですが、擬似的に再現できる部分があると信じてお伝えします。

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覚醒は突然に

私は人生で「脳が覚醒した」と思う出来事が3回あります。

大学中退時

大学を半年で退学した私は周りから1年分遅れを取ってしまったことに焦っていました。
当時はほぼニートで、特にやりたいこともなく、彼女の家に転がり込んで、ただ一升瓶(八海山)を抱いて寝る生活を送っていました。
何者でもない自分と、何者にもなれない自分に嫌気が差し、mixiにポエムを書いていました。
絶望です。

そこで思いついた案は「働きながら学校に行けばいいじゃん」でした。
社会人経験を積みながら順調に卒業できれば、マイナス1年からプラス3年への大逆転です。
今思えば同学年と比べている19歳はかわいいですね。

エンジニア時代

私は元々インフラエンジニアをやっていました。
まだクラウドの日本リージョンができるかできないかくらいの頃、サーバの台数は多くても4台くらいでした。
しかしソーシャルゲームバブルと共に台数が増え、32台・64台・128台と倍々に増えていきました。

4台くらいまでは1台1台名前をつけて大切に育てれば良いのですが、64台ともなると1つの設定を変える為に64回同じことをしなければなりません。
障害が発生してしまったら、原因調査の為に何十台もあるサーバを駆けずり回ることになります。
絶望です。

そこで自分自身で作業をするのではなく「補助ツール」を作り使うことで複数のサーバにコンテンツのデプロイやコマンドを送信できるようにしました。
一発補助ツールを使えば、大量のサーバをコントロールできるようになります。
運用は手でするものではなく、ツールを作って使って楽にしていくものだと気がつきました。

その頃にはもうサーバに名前をつけるのはやめて、工業製品のパーツのように扱う感覚になりました。
…今では当たり前の感覚ですね。

マネージャー時代

チームを率いて案件を回す立場のときもありました。
とても忙しい会社で、多い時は10並列で案件を回すこともありました。

並列でプロジェクトを進めると、1つ1つのプロジェクトにちゃんと意識を持って進めることは不可能です。
「あっちの案件のことをしていたら、こっちの案件のことができなくて」と忙殺される日々を送り、心身ともにすり減る生活が延々と続きます。
絶望です。

ある時からプロジェクト推進を「ベルトコンベア式」にしてみました。
プロジェクト期間が6ヶ月あれば、1ヶ月目にやること・2ヶ月目にやること・3ヶ月目にやること…と、プロジェクト開始時に全てのタスクを管理ツールに入れて、後は期限の近いタスクを追い回すことにしました。
そうすると、日々考えることはなくなり、10並列でもなんとか耐えられるようになりました。

そして、期限の近いタスクを消化した後、残りの時間は予防策に当てるようになりました。
連絡頻度が落ちているお客様に対して「最近連絡ないですけど何かありましたか?」と牽制の電話をしたり、繰り返し使う説明資料をブラッシュアップして資産化したりと、未来の自分が楽になる活動を行っていきます。

その活動を傍から見ると「意欲的に動く人」に見えるらしい、ということがわかりました。
その頃は脳内物質が溢れ出るイケイケリーマンではあったのですが、根底の性格は「怠惰」なので「意欲なんかなくてもある一定のルールで動けば意欲的に動く人は作れるんだなぁ」と思った記憶があります。

限界突破こそ覚醒の儀

上記3回の体験ですが、全て「自分の努力ではどうにもならない」「限界だ」と絶望したところから覚醒しました。

「頑張ればできる」くらいの悩みだと、オーバーワークなど時間を使うアプローチで補おうとします。
しかし、求められている・求めている物量が自分の限界を超えた時、それこそ「絶望」するくらいのときでないと脳は覚醒しません。
「無理だ~」と諦めていてはそこで成長は止まるので「逃げちゃダメだ」というのは、確からしい先人の知恵だなと思います。

絶望しなければならないのか

「絶望」ですが、2文字では表せないほどの苦悩や葛藤があります。
毎日2時間睡眠で極限状態になったり、朝シャワーで吐き気と戦ったり、睡眠負債を解消するために休日は16時間寝たりと満身創痍になります。
「絶望」を乗り越えられず精神的に病んだこともあります。
できれば、周りの人にこの「絶望」は味わって欲しくない!辛いので!

ということで「覚醒」時に何をしたのかを分析してみました。

  1. 真っ当なアプローチでは解決できないと諦める

  2. 今やっている方法を疑い、より時間効率の良い方法に置き換える

  3. ルーティーン化して脳を使う頻度を減らす

「絶望」しなくても、日々のやり方を疑い、仕組み化・省力化・自動化することで、やる気がなくても回せるようになる
寧ろ、やる気のある人よりも効率的に仕事を回すことができるようになります。

オーガニックな「覚醒」には「絶望」が必要だと思うので、興味のある人は自分自身をとことん追い詰めてみてください!

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