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脳を直結させる図解のすゝめ

アンドゲート田村です。
株式会社アンドゲートというPM Techカンパニーの代表をやっています。

この記事では「図解を使うとコミュニケーションが楽になる」というお話を書きます。
図解について図解なしで解説するという大変チャレンジングな試みとなっております。

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言葉は含んでいる意味の量が違う

「コンテキスト」という言葉があります。
辞書では「文脈」「前後関係」「背景」とありますが、端的に言えばコミュニケーション時における「言葉に含む意味の量」です。

例えば「神社にいる犬」という言葉で「狛犬」を連想できるのはコンテキストが高いコミュニケーションです。

コンテキストが高いと言葉の数は少なく済みますが解釈の余地があるため、10人いたら10人違うことを考える恐れがあります。
コンテキストが低ければ10人いたら10人同じ理解ができますが、背景説明など多くの言葉が必要になります。

コンテキストの高い・低いはどちらが良いか?というお話しではなく
「言葉に含む意味の量」があることを理解し、コミュニケーション時には適切にコントロールする必要がある、というお話しです。

人類に言語は早すぎる

人と人とがコミュニケーションをするにあたり「言葉」というのは脆弱なものだと考えています。
1つの物事を伝えるために4つのプロセスを踏む必要があるためです。

  1. 頭の中のイメージを言葉に変換する「語彙力」(発信者)

  2. 変換した言葉を適切に相手へ伝える「表現力」(発信者)

  3. 言葉を受け止める「理解力」(受信者)

  4. 理解した言葉を頭の中にイメージする「想像力」(受信者)

この中の1つでも欠けると、発信者の伝えたかったイメージは正しく受信者に伝わりません。
受信者が複数人いる場合、人によって再現するイメージが異なるので
コミュニケーションを繰り返せば繰り返すほど理解の乖離は大きくなっていきます。

そこで「明文化」の大切さが謳われますが、コミュニケーションのコストとしては高いので
「ニュアンスは違うけど、大体伝わっているからいいか」
と及第点を越えたらコミュニケーションを終了することが大半です。
イメージの共有が100%シンクロすることはありません。

脳内イメージをそのまま投影してしまえば良い

コンテキストの高いコミュニケーションは齟齬が生まれる。
コンテキストの低いコミュニケーションはコストが高い。
ではどうコミュニケーションすれば良いのか。

答えは「図解」です。

頭の中のイメージを言語化せずにイメージのまま伝えることで、4つのプロセスを2つに減らすことができます。

  1. 頭の中のイメージを図に変換する「表現力」(発信者)

  2. 図を受け止める「理解力」(受信者)

感覚としては会議の参加者の脳と脳を直結させるイメージです。

図解はホワイトボードに図を描いていく他、Zoomを繋ぎながらLucidchartMiroなどオンラインホワイトボードで同時編集する方法があります。

図解はシンプルなルールでできる

図解は慣れが必要ですが、特殊なスキルが必要なものではありません。
登場人物・物事の種類や属性によって形を変えるルールを作ることにより、シンプルにイメージを表現することができます。

人であれば○
人をまとめるグループであれば□
役割であれば角丸の□

とルールを決めて表現すると、言葉だけでは理解できなかった○と□の違いが図の形だけで理解することができます。

また、言語化しないことにより伝達のプロセスが減るため
コンテキストが高いコミュニケーションでも理解の齟齬が生まれにくい方法と言えます。

ベースとなる「コンテキスト図」さえ描ければ「ビジネスモデル」「システム構成図」「組織図」と様々な物事を表現できるようになります。

図解の描き方について、もう少し詳しいやり方をホワイトペーパーで解説しています。
興味のある方はダウンロードしてみてください。

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