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ズブるのに必要なのは○力!?

アンドゲート田村です。
株式会社アンドゲートというPM Techカンパニーの代表をやっています。

この記事では「遂に人とズブズブになる方法を見つけた!かも?」というお話を書きます。
今まで幾度となく言語化を試みてきた「ズブ」ですが、少し視点を変えたことによって全体像が掴めた気がしたのでまとめてみます。

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秘伝の技術「ズブノロジー」

弊社の社内用語で「ズブノロジー」という言葉があります。
社内用語と言っても役員3人が勝手に言っているだけではありますが、共通の価値観になっています。
(こういう謎の造語は取締役の岸上さんがある日突然作ります)

「ズブズブ」とは「仲の良い状態」「信頼関係が築けている状態」「腐れ縁」のようなニュアンスがあり、その「ズブズブ」な関係になるテクニック(テクノロジー)を「ズブノロジー」と呼んでいます。
「ズブる」という動詞もあります。

ズブることのメリットは
「情報を優先的に教えてもらえる」
「何か事件が発生しても何とかしてもらえる」
そして、その結果
「仕事が続く」「新しい案件につながる」ことです。

例えば、プロジェクトで問題が発生しそうになった場合、問題が大きくなる前に情報を共有してもらって早めに鎮火することができたり
事件が発生しても個別に連絡をもらって、被害が最小限に留まるよう調整してもらえたりすることがあります。

「ウイルスを体内に取り込んでしまっても発症しなければセーフ」という考え方と似ており
事件を起こしてしまってから謝る対症療法ではなく
事件を起こさない・起こしてしまっても何とかしてもらえるよう閾値を高める予防的アプローチです。

ただ、属人的な要素が強く再現性が極端に低いので、何度も言語化をしようとしては頓挫してきました。

再現性のある方法として「ルール化」「仕組み化」「自動化」と難しい言葉を並べていますが
仕事は人と人が行う活動なので、結局人に好かれるのが一番でそれに勝る方法はありません。

ある日「カワイイ」と言われた

私は小伝馬町にある居酒屋によく行きます。
その居酒屋の常連さんたちと仲良くなって、最近ではゴルフ仲間と化しています。

その常連さんから
「たむけんって、カワイイよね」
と、言われることがありました。

!?!?!?!?!?!?!?
か、か、か、カワイイ…!?

33年間生きてきて、そんなこと言われたことは初めてです。
どちらかと言えば、カワイイ系よりもクール系だと思っています。
カワイイってなんだ???

店主も
「そうそう、たむけんは気が利くし、弟みたい」

!?!?!?!?!?!?!?
お、お、お、弟…!?

LINEは既読無視するし、約束の時間+5分までは遅れてもセーフだと思っているし、面白いことは言えないし
どちらかと言えば、人に興味がない側の人だと思っています。
気が利くってなんだ???

意図せず発見した自分の「盲点の窓」(ジョハリの窓)でしたが、少し分析してみると
ズブノロジーは戦術の組み合わせだと思っていたが、もしかしたら人間関係における相対的な位置なのでは?という仮説が生まれました。

相対的な位置=兄弟

私には弟がいます。
昔は(当たり前ですが)小さかったのですが、今では182cmの身長があり
178cmとそこそこ身長のある私でも見上げるほどです。

背丈は大きくなっても、兄としては「守ってあげたい」「不幸になって欲しくない」と思える存在で
「目に入れても痛くない」ほどまでは愛していませんが(笑)
たまに遊んだり、困っていることがあれば助けたりする仲です。

また別では、私は銀座のクラブにたまーーーに出向きます。
クラブは社交場の要素が強く、キャバクラとは違い永久指名制で係がいます。
私の係は黒服で、男に会いに行くためにクラブへ行くという不思議な状態になっています。

その店に行くと、安心できる卓認定を受けているのか、ナメられているのかわかりませんが
新人がいれば必ず席につき銀座村のルールや仕来りを説明することになります。
(まだまだ銀座はわからないことだらけです)
オンラインゲームで言えばチュートリアルのNPC扱いです。

黒服は「新顔を紹介したくて」「それが好きなんでしょう?」「いつも助かります」など、調子の良いことを言っていますが
今更「女の子とどうこうなりたい」みたいなこともないので
その関係性が心地良くて贔屓にしていたりします。

そんな人間関係を思い出してみると
「ズブっている(ズブられている)関係」と「兄弟の関係」は似ていることに気がつきました。

極道漫画でも「親子」は「恐怖の関係」であるのに対し、「兄弟」は「信頼の関係」である描写が多いので
つくづく極道の組織論はよくできているな…と感心します。
(弊社の反社チェックは厳しめです)

ズブノロジー、それは「弟力」

「兄弟の関係」を仕事、特に受注側として活かす場合は必然的に「弟」側になります。
居心地の良い「弟」の属性を考えたところ、下記が思い浮かびました。

ちゃんとしているけどたまに抜けている

「抜けているけどやるときはやる」とも言えます。

金魚の糞のように、ただ一緒に連れ添っているだけでは「弟」ではなく「子供」なので信頼関係は生まれません。
「自分らしさ」を持ちつつも、どこかちょっと危なっかしい要素があると母性ならぬ兄性がくすぐられます。

依存しないけど頼られる

「子供」であれば自分の責任の範囲内なので依存されても良いですが
「弟」は自分の責任の範囲外なので、依存される筋合いはありません。

筋合いはありませんが、助けてあげたいと思うのが兄心。
依存されるのは重いけど頼られたら助けたい、頼られなかったら寂しいという関係性です。

「孫」や「甥」「姪」のことは「責任なく愛でられるから可愛い」と思う構図と似ているかも知れません。

素直だけどたまに憎たらしい

素直な人は良い人ですが、良い人だけでは印象に残りません。
ちょっと生意気言ってくるくらいの方が説教したくなって可愛かったりします。
(そうか、これが「カワイイ」か!)

弟属性の棲み分け

属性を思い浮かべてみると、それぞれ「どっちつかず」の絶妙なラインです。

最初からこの絶妙なラインに身を置くことはできないので
仕事は「ちゃんと」「素直に」「程良く頼る」
それ以外は「ちょっと抜けてて」「憎たらしい」
という対応ができれば、ズブれるのではないでしょうか。

最初からドジっ子をしてしまうと次の仕事がなくなりますので(笑)
仕事においてはしっかり相手の期待値を越える努力をしましょう。

もしくは、最初の仕事は期待値を大きく越えて、その次からは期待値ギリギリくらいを続けて、たまに期待値をまた大きく越える…と時系列で属性を分ける方法も思いつきましたが、仕事は常に全力を出した方が良いのでオススメしません。

ズブノロジーの言語化は仮説段階なので、立証でき次第また別の記事でご紹介します。

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