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効率的なSalesforce認定アドミニストレーターの勉強/合格方法|難易度も

Salesforceでは業務レベルを証明するために様々な資格がありますが、中でも最初の登竜門的資格となっているのが、「Salesforce認定アドミニストレーター」。
主にSalesforce管理者向けの資格であり、また上級資格を取得する上での基本資格となります。

試験範囲が広く、ある程度触らないとわからない部分もあるのでクセがありますが、要領さえつかめば簡単に合格することができます。

勉強方法はSalesforceの方に伝授してもらったのですが、私自身この方法を試して1週間で合格することができました。実体験をもとに勉強方法をご紹介します。

試験の出題方法と試験当日の流れ

他のブログなどで明言されていなかったり、日本語がおかしいなどと言われていますが、認定アドミニストレーターは言うほどおかしくないので安心してください。
また、過去問は「〇〇の場合どうすればよいですか?」という問題に対して3つ答えを選ばなければいけなかったり難易度が非常に高いですが、実際のテストは「3つ選択」と明記されているので安心してください。

また、実際の試験は試験を受けにテストセンターに行きます。パソコンでクリックしながら問題を問いていく形式になります。単式問題はラジオボタン、複式はチェックボタンなのでいくつ選べばよいのかわかりやすくなっています。

試験時間ですが、90分あります。ただ、60分くらいで時間があまり途中退出で終わらせるくらい余裕が出るかと思います。自信の無い方はもう一度問いて、問題を覚える時間に使うのも良いでしょう。

最後に合格発表ですが、パソコン上で試験を終了するとその場で合否が出ます。

試験範囲と出題割合を把握する

Salesforceの試験では事前に試験範囲と出題割合が発表されています。
こちらのページから調べることができるので事前に把握しましょう。

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このように出題範囲が広いながらも割合と重点的に出題される項目が説明されているため、どこに注力すればよいのか把握することができます。

出題範囲の中でもセキュリティ|権限周りの設定方法、基本オブジェクトの構成と使い方、設定方法、ワークフローでの自動処理周りは、深堀りした問題がでます。暗記だけではどうにもならないので、自分で設定できるくらい理解しておきましょう。

オブジェクトの基本構成を覚える

まずは試験に出てくる基本的なオブジェクト構成を覚えましょう。試験で主に出てくるのはリード、取引先、取引先責任者、商談、ケースです。
また、オブジェクトの変換やオブジェクト間の関係なども試験に出るので覚えましょう。

・取引先に取引先責任者、商談、ケースが紐付いている
・リードの取引の開始で取引先、取引先責任者、商談に変換される

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権限設定の概要を把握する

権限設定は試験対策だけではなく実運用でも使うため、かなり重要です。勉強した知識を実務で活かせるので覚えましょう。

権限は以下の基本を覚えましょう。権限は「0から権限を緩和していく」とおぼえましょう。設定で制限することはありません。

・組織設定:組織の全ユーザの共通設定。オブジェクト単位で非表示、参照、編集権限を設定できる
・プロファイル、権限セット:オブジェクト、項目の権限を制御する。
→組織で商談オブジェクトを非表示、プロファイルで参照権限を与えた場合:参照権限が優先される(より権限が緩いほうが優先される)
・共有ルール:レコード単位で権限を参照、編集する権限を付与する
→プロファイルで非表示、共有ルールで受注したときのみ商談を参照可能にする:他のユーザが受注したらそのレコードを参照することができるようになる

トレイルヘッドはやらない。過去問を問いて、答え以外の項目も理解する

認定アドミニストレーターを受ける方のためにトレイルヘッド(基礎を勉強するプログラム)が用意されています。こちらはやるに越したことは無いですが、やる必要はありません。実践的だったりかなりニッチな内容が含まれているためです。
やるのであれば、流し見でわからない単語やプロセスがないかざっと眺める程度に留めましょう。トレイルヘッドを見たい方はこちらから。

それで、どう勉強するかと言うと、「個人の方が作ってくれた過去問をひたすら解く」です!
試験では実用的な内容より、試験でしか聞かないような知識もでます。また試験で聞かれる内容も偏りがあります。なので、トレイルヘッドで実践的な内容を学ぶより過去問を問いてしまったほうが効率的に合格できるのです。

勉強方法や実際に役立つ過去問サイトをSalesforceの方に教えてもらったので、紹介します。

https://quizlet.com/432850168/salesforce-%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C-flash-cards/

1つ目は一文一択形式になっているので、確実に覚えていきましょう。こちらは正解だけではなく、他が何故間違っているのかまでしっかり調べましょう。可能であれば調べた内容を実際のSalesforce環境を使って触ってみましょう。

1つ目の内容をすべて理解したら2つ目を解きましょう。2つ目は120問あるため、流れで問いていきます。本番では「2つ選んでください」など書かれていますが、過去問では何個選べばよいかわからないので、感覚的にこれだよね、とアテがつけられれば大丈夫です。

これを1、2回繰り返せば問題のクセや覚える内容がわかってくるはずです。

単語や数字を覚える

最後に、文脈関係なく暗記しなければいけない内容もあります。
まずは専門用語です。トレイルヘッドや過去問を解く中でわからない単語が出てきたら必ずググって調べましょう。

数字についても過去問の内容は覚えましょう。
わからない数字は諦めたほうが良いですが、以下は特によく目にするので覚えておきましょう。

・項目を削除したら15日間保持される
・オブジェクトは30日間保持される
・インポートウィザードは50,000件まで

最後にニッチな範囲を覚える

出題割合が多い箇所を勉強したら、最後はニッチな範囲を覚えましょう。
過去問であまりなくて本番で聞かれた範囲は、ケースの使い方、Service Cloudの使い方でした。
また、ワークフロールールの起動条件や割り当てられる内容、などが意外と多く出てきたので、余裕がある方は勉強するとさらに得点を狙うことができます。ここはトレイルヘッドで覚えましょう。

ただワークフロールール、実運用ではそこまで使わないんですよね、、プロセスビルダーの方がわかりやすいですし使うことが多いです。なので、試験だけを考えるなら暗記する程度で良いかと思います。

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以上で効率的に勉強、合格する方法をご紹介しました。これから受ける方はぜひ参考にしてください!

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