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「xG」や「PPDA」とは何か。その使い方は

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さて今回は、最近ヨーロッパなどでデータを活用した分析が流行っていますが、そのうちの代表格「xG」「PPDA」について解説しつつ、それを現場で使うにはという視点で展開したいと思います。

これらは「指標」と呼ばれるもので、昔からある数値ではありません。かつてサッカーをどうやってデータ化するかと模索していた時代から時は流れ、今や取得したデータをどうやって料理するかという時代に突入しました。

いずれにしても、共通の課題は一緒です。

「そのデータをどうやって活用するのか」

これは今も昔も変わっていませんし、有効的に活用している人も少ないままです。

まずデータに関しては、そもそもその定義を知らないと使い物になりません。ドリブルというデータが5回でしたと言われても、ドリブルとはどういう定義で取得しているのかによって解釈が変わってしまうからです。

3タッチ以上して前に運んだものなのか、
相手を抜こうとしたあるいは抜いたものなのか、
後ろに向かって抜いたものは除きますという条件付きなのかなど。

この定義を知らずして、5回は他の選手に比べて多いからこの選手はドリブルが得意だとは言えないことが分かります。

これを踏まえ、まずは「xG」の定義から追っていきましょう。ちなみにxGはEXPECTED GOALSの略で、日本語にすると「ゴール期待値」です。

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