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わたくしは狂言を通して好きが広がってござる

和ろうてござるか~

好きなモノの中にも
よりいっそう好きなモノがござる
またさほど好きではないモノもござる

さほど好きではなかろうと、それはまず好きの中にあるのでござるから
おおかた好きなモノと申して好うござろう

されば好きなモノの中にキライなモノ、部分があるならば
それはキライなモノになるのでござろうか

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜
わたくしが狂言を観ることを勧める一つに
つかれたこころに油を差すため、という理由がござる

得意と不得意、好きとキライ

わたくしは狂言の台詞を覚えるのは得意でござる
  されど単純に覚えることは得意でもなく好きでもござらん
しかし覚えるためのお稽古、台詞を繰ることは好きでござる
台詞を台本に起こすことは苦にならずできる得意なことでござる
台詞の覚えが好いわたくしのことは、好きでござる

元々好きではないことも
好きの中にあらば得意と相まって、好きに転じるものかもしれませぬ


またカラオケなどで歌うことが好きなわたくしは
狂言の”謡(うたい)”も好きで、朗々と大きな声で謡うてござる
単体で謡う”謡”もあらば、狂言のなかで謡うこともござる

この謡には小舞と申す舞がついてござる
踊ることに苦手意識がござったによって
習い出したころにはことのほか不得手と感じてござったが

狂言をお稽古すること自体は好きでござるによって
繰り返しお稽古するうちに、いまはおおむね好きと云うて好うござる

こうして苦手意識がござったものやあまり好きではなかったものも
好きの中から取り組むうちに
得意なことと相まって苦手意識がなくなったり
好きになものになってくる可能性もござる

そもそも好きとキライは逆ではござらぬ

好きなモノもキライなものも興味を覚えているわけでござる
キライなモノにわざわざ踏み込む必要がないほど好きで人生があふれてござるならば、なにも言いまするまい

好きの中に好きでないものがある、得意でないことがあると思うて
先に進めないでいるならば、ちと勿体ないとおもうのでござる

わたくしは狂言を通して好きなこと、得意なこと、楽しめることを
殖やしていけるようになったと感じまする

それは人によっていろいろではござりましょう
大きな好きなモノを通して、自分の楽しめる世界を広げられる
そんなことを思うたのでござる

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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