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呂-ト】狂言社中のお稽古

和ろうてござるか〜


カルチャーでのお稽古からの習慣で
毎回口伝で習う狂言の台本を作りまするが
これはお稽古内容すべてに渡り
録音、撮影可でござる故にできることでござる

基本的に狂言は対話の芝居でござるが
さまざまに動く動き方にも
いろんな型がござる

その上謡(うたい)や語(かたり)もあり
それらを習うては
記録して台本を作るのでござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”の名を借りて
皆さまを狂言の世界へご案内するつもりで描いてござる。
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜


さて舞台披露を目指して
最初にお稽古希望しました狂言は
初対面で出逢うた『附子(ぶす)』でござる

基本的に島田洋海師は希望する狂言を
前向きに採用してくださってござる

とは申せ最初からあまり難易度の高い狂言をすることはオススメされませぬ

狂言の分類のお話で出てまいってござるが
大まかに難易度に応じて

“平物”“内神文(ナイシンモン)”“本神文(ホンシンモン)”“小習(コナライ)”とござる
絶対とは言えませぬが平物から始めるのが常ではなかろうかと存じまする

実際のところ
台詞が覚えらるるか否か
分からぬ内に長台詞があり型も複雑な狂言を
選ぶのは
よほどの度胸がいるのではないかと存ずる

さてわたくしの選びました『附子』は
今も狂言会では人気がありよく演じられる
平物の狂言ではござれども
思いの外、台詞も型も多ござる

今思えば最初に取り組むには
少々難易度高めであったかもしれませぬが
11カ月目一杯楽しゅう取り組みましてござる

次回よりはこの附子をご紹介してまいりまする
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが大蔵流 茂山千五郎家の狂言を中心に学んだことや思うことを描いてござる

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