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人前で狂言を演じるには

和ろうてござるか〜

狂言に限ったことではござらぬが
人前で何かを披露することになんらかの
抵抗を持たれる方もございましょう

わたくしは新卒で勤めた先で
朝礼の当番において僅かな社員の前でさえ
何かを話すというだけで前日から緊張が高まり
寝不足なままカミカミで散々であったこと
たびたびであったと覚えてござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜

ある時この緊張感を醸すのは人前で話すこと
そのコト自体ではないと氣付いてござる

中学や高校にて文化祭の劇発表は好きで
毎度出演してござって
終わるとまた舞台に立ちたいと思うておりました

朝礼での発表と舞台での劇発表の違いは

わたくしにとって緊張を起こす原因の一つは
十分にお稽古できておらぬことでござった
朝礼の発表に十分な台本を作ってそれを覚えるなどいたしませぬが
劇を皆の前で発表するには十分なお稽古をして臨んでござる

いま一つは
聴衆にどう思われるか、内容をどう評価されるかというところでござった

為になることを話し
人から良い評価を得たいと思う気もちが前にあり、それが満たされることを
希望してはござれども、どのように受け取らるるかは相手次第

自分のしたいことをするを基本に

人のためになればそれは素晴らしいことでござる
が、まずは自分が話して楽しい、嬉しい、喜びとなることが大事でござる
それが、誰かにとっても楽しく、嬉しく、喜んでもらえるなら幸いでござる

できるだけのお稽古をして臨む舞台

始めたばかりのころは一年かけてお稽古し発表しましてござるが
平均的には半年、少ないときはひと月半ということもござる
その間、しっかりとお稽古させてもらってござる
半年あれば十分ということではござらぬが
本番、舞台の日までしっかりとお稽古に取り組み
その時点での最好の舞台ができればと思うてござる

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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