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日本発の「3Dプリント住宅」に世界から“羨望の眼差し”が集まる理由

実用が見えてきた「3Dプリント住宅」

「3Dプリント住宅」がだいぶ実用フェーズになってきました。
550万円で1LDKを販売しようとしているようです。

1年半ほど前に私も3Dプリント公衆トイレの記事を書きました。

この分野においては日本も結構頑張っています!
ですが・・

>欧米でも3Dプリントを使って作る住宅は、次々と作られているが、価格はずっと高い。・・(中略)・・費用も10倍以上だ。
⇒ 記事中にある、この辺のインタビューコメントが個人的には不安です。
 価格の優位性を語っている点です。

日本企業の多くは材料と人件費から商品・サービスの価格を算出する悪しき癖があります。
なので、昔は1回作ったソフトウェアを再配布する時に0円とか主張する人が結構根強く存在しました。さすがにもういないと思いますが。

それに対し欧米ではその時のマーケットに与えられる価値で価格を決めます。マーケットで希少な価値であれば高い値段を設定し、普及が鍵となるサービスであれば長期で考えて最初の数年は赤字覚悟の価格を設定します。

つまり、欧米では3Dプリンタの家は今この瞬間なら10倍の値段で売れると捉えているだけではないかと思っています。
(この時期に買う人をアーリーアダプターと言ったりしますね)

日本企業が早い段階で価格優位に立つのが長期的な戦略から来ていれば良いのですが、ただ単に最初からギリギリの運営を狙った価格設定だとすれば、後から欧米に抜かされる「いつもの日本負けパターン」になりそうで怖いです。

おわりに:「3Dプリント住宅」期待はしてます!

色々ネガティブな事を書いてしまいましたが、3Dプリンタは大好きで自宅にもあり、3Dプリンタの家も大いに期待しています。頑張って欲しい。

プレハブに対してコスト優位性は無いかもしれませんが、デザイン性があるのでプレハブよりはオシャレな臨時住宅を欲しがる人への訴求にもなるのかも?

そんなことも思いました。
おわり。

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