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建設DX研究所 第2回定例部会を開催しました!

みなさん、こんにちは。
建設DX研究所事務局を務めております株式会社アンドパッド 髙橋です。
本年1月24日に、建設テック事業者を中心とした6社により任意団体化した「建設DX研究所」では、毎月1度、オフラインで定例部会を実施しています。(第1回の様子はこちら
先日2月21日に、はやくも第2回となる定例部会を開催しましたので、その様子をダイジェストでお届けしたいと思います。

第2回「シリコンバレーとイスラエルにおけるスタートアップ」

第2回の定例部会のテーマは、「シリコンバレーとイスラエルにおけるスタートアップ」。ローカスブルー株式会社代表取締役 宮谷聡さんに登壇いただき、「シリコンバレーとイスラエルにおけるスタートアップの学びとしくじり」という題名でプレゼンテーションをいただきました。

宮谷さんは、東京大学大学院航空宇宙工学専攻およびフランスでの留学後、Airbus社にてエンジニアとして勤務されました。その後、シリコンバレーのAirware社、イスラエルのAirobotics社といったスタートアップで活躍され、現在はローカスブルー株式会社の代表取締役でいらっしゃいます。
今回のプレゼンテーションでは、生い立ちからAirbus社就職までの道のりからお話いただき、シリコンバレー・イスラエルにおけるスタートアップでのご経験を中心に詳しくお話いただきました。

シリコンバレーのAirware社でのご経験を中心とした前半パートでは、
・Airware社は、アメリカを代表するトップクラスのVC、Andreessen Horowitzなどから130億円の資金を調達したにもかかわらず、なぜ事業停止することとなったのか?
・その後、Airware社の従業員たちはどうなったのか?
・シリコンバレーにおけるスタートアップにおいて重要な要素とは?
といった点について詳しくお話いただきました。スタートアップとして押えるべき経営視点の学びも多かったほか、まさに渦中にいらっしゃった宮谷さんならではの裏話もお聞きすることができました。

また、イスラエルのAirobotics社でのご経験を中心とした後半パートでは、
・これまでとは大きく異なる現場規模
・日本・シリコンバレー・イスラエル・その他海外拠点のお国柄の違い
・ミリタリーとドローン開発の関係性
といった、普段簡単には伺えない経験談に、私を含めた出席者の興味も大変高く、質問も飛び交いました。

海外の事例をふんだんに盛り込んでいただいた今回のプレゼンテーションですが、日本と海外のスタートアップの違いを適切に認識することが重要であると思うと同時に、海外の好事例や反面教師的な事例から、日本でのスタートアップの活動に取り入れるべき教訓も多いのでは、と感じました。
まさに、「しくじり」と「学び」という、発表題目どおりの内容で、一同大変勉強になりました。
参加企業の方々から、「ニュースで知れる内容も増えてきているが、こうして実際に経験された方からのお話は全く別物。」「スタートアップの横の繋がりでこうした内容を学ぶ機会は大変貴重だ」とのお言葉もいただきました。

建設DX研究所事務局より

今後もこうした勉強会・定例部会を定期的に開催していくほか、情報発信・政策提言等の活動も実施していきます。
建設DX推進のためには、現状の建設DX研究所メンバーのみではなく、最先端の技術に精通する建設テックベンチャーをはじめ、数多くの事業者の力・横の連携が不可欠だと考えています。
建設DX研究所の活動・定例部会などにご興味をお持ちいただける方は、ぜひプレスリリースを御覧いただき、お気軽にお問合せいただけると嬉しいです。