旅RUNキュレーション Vol.4 (第2回松本マラソン台風で中止に思う)

長野県松本市で予定されていた第2回松本マラソン。
僕も今年参加の検討に入れていたマラソン大会だった(が、秋にエントリーしたフルマラソンが増えすぎてきたので今年は参加を断念した。)。
だが、今回の台風24号の影響で開催前夜の19時に中止が決まったそうだ。
https://www.matsumoto-marathon.jp

開催ぎりぎりまで判断に苦慮した関係者の方々お疲れ様です。

ただ、旅RUN族からすると、判断が遅いというのが実感。

交通費往復・前泊するホテル代、これだけで数万円沙汰。旅RUNというのは結構贅沢な趣味なので遠方からはるばる訪れて中止と言われるのは辛い。

前日に前乗りすることを考えると、できれば前々日の夜までにジャッジしてほしいというのが個人的な思い。

だが、主催者側としてはそうはいかないだろう。

ランニングファンのことを思えばできるだけ開催したいし、たとえ気象が理由であったとしても中止を決断した時のハレーションは怖い。そして、大会中止に伴う予定外の事務もいっぱい発生するはず。
松本マラソンのホームページを今日何度か覗いてみたけど、できる限り開催しようとして検討を続けていた模様。そして前夜19時の中止発表。
昨年でいうと横浜マラソンもそうだった。中止判断は結構ギリギリになってしまうようだ。

マラソン大会に参加する側としては、主催者の判断が遅くなってしまうのを見越して、自分で状況を判断して、参加・不参加の判断をする必要がある。

だいたいの大会規約を見ると、大会開催・中止にかかわらず、どうせ参加費は返却されることはない。なので守るべきは交通費と宿泊費と身の安全。
今回のような台風の場合天気予報で開催する・しないはそれなりに予見できる。開催がされたとしても帰りの時間帯の交通が台風で止まってしまうと今度は帰れないというトラブルに見舞われてしまう。
そんなことも総合的に考えて、自分で判断するのが大事。

なお、こんなことを書きながらも、僕はギリギリまで諦めないタイプ。
今回の松本マラソンにエントリーしていたら、多分長野県まで遠征していたことだろう。

多くの人にとって、フルマラソンは突然走れるものではない。
トレーニングを重ねて、節制をして、その日のに備えてピーキングしているわけだ。
できるだけ走りたい。

そんなランナーにとって、不参加の判断は難しい。
だからこそ、大会主催者が早めに中止判断をしてくれると嬉しい。

参加者・主催者、お互いにマラソン大会はやりたい。だから、難しい。
台風が多い秋シーズンのマラソン大会はこういう難しさもありますね。

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実は昨年は台風に見舞われたランニング大会が複数あった。
地元岡山の「ぶどうの里ふれあいマラソン」と石川県の「金沢マラソン」。ギリギリまで諦めなかったところ、なんといずれも大会は決行された。金沢マラソンはやや台風のルートがやや逸れたというのが幸いした。ぶどうの里ふれあいマラソンは暴風警報発令にも関わらず大会は行われた、参加規模の小さい大会だから主催者側もしぶとかったんだと思われる。

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