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旅RUNキュレーションVol.53(東京マラソン2021・僕の旅路が再び始まる)

(ほとんど無料で読めます、最後のおまけコーナだけ有料)

事実上3年ぶりの一般ランナーが走れる東京マラソン2021が本日開催。

なんと今回、自分が東京住まいなのにも関わらず、前泊しました。出発地点で荷物を預けることができない今回の大会、走る格好で家から訪れるには寒い可能性があるのでこういう決断をしました。西新宿駅至近のホテルを2泊分確保。なぜか宿泊費が安かったので一安心ですが、まぁそれなりの出費ですね。

朝5時起床。赤飯おにぎりを断続的に食べて朝からカーボローディング。走る格好を準備して朝6時40分くらいにホテルを出発。朝7時に入場ゲート前に到着。今回GATE2からの入場。

で、今回なのですが、なんと自分にテレビ局のインタビューが入りました。この辺のやりとりはおまけコーナーに書きますね。

走る前のインタビュー終了後、入場ゲートへ。まずアスリートビブスを確認され、健康チェックアプリの入力状況を確認される。今朝までの情報が入っていればOK。

次に検温、これはサーモグラフィ方式。そして例年同様金属探知機を通過。カイロ持ってても問題なく通過できました。

入場後、いつもより人が少ないのに気づく。今年は手荷物預けがないので預けのトレーラーが一切無い、だから空いてる感じだね。後、スタート地点の恒例と言えばボランティアさんに頼んでの走る前の記念撮影なんだけど、今年は受けてくれないみたい。ランナーのカメラに触って感染症が…みたいな感じなんでしょうね。この騒動下だから仕方ないのでしょう。ランナー同士で撮影しているのを見かけました。僕は自撮りです笑 今回は量産型ザクの帽子で走る。

トイレの設置やスタート前給水の設置はいつもどおり。朝8時くらいまでに最後の給水とトイレを完了。

スタートゲートには朝7時から並べるそうだったんだけど、僕は例年どおり8時くらいに並んでみた。今回はDブロックからの出走。朝8時だとまだほとんど並んでない感じで割と前の方を確保できた。

ソーシャルディスタンス令が出ていたので間隔を取って並べる感じ。間隔があると風が当たって寒いんだけど、その一方で座って待機できるのが良い。スタートまでできるだけ足を使いたくないのでね。例年だと詰めて並ばされるのでなかなか座れないんだよね。善し悪しいろいろありますね。

朝9時前に前方へ移動。スタートまではマスクの着用が指示されるんだけど前方に移動中に「マスクを外しましょう」って声が聞こえる。あれ?と思ったんだけど、よく周りを見ると某政党がそうアピールしていただけだった。その近くで東京マラソンの係の人は「マスクをしてください」と言っててカオス。マスク外したいのはやまやまだけどすいませんが主催者に従いますです。

スタートが9時15分だと勘違いしてたんだけど、実際は9時10分。いきなりスタートが始まってなんかもごもごしている合間に、僕にとって2年ぶりのフルマラソン、4年ぶりの東京マラソンがあっけなくスタート笑

スタート地点にはいつもの合唱団は居ないが、マーティフリードマンがひとり好演奏してくれていた。ありがとー! 

後、スタートゲートには東京都知事がいた。感染症対策激推し派としてこの場には現れないと思ったんだけど、意外。

僕にとって6回目の東京マラソンへ。今回は2年ぶりのフルマラソンなので無理な追い越しなどはせずに流れに乗って走る。最初はやっぱり詰まる感じで最初の1キロ5分40秒くらい、これでよい。疲れないし。

沿道応援するなと主催者が言ってるだけあって沿道は静か。見に出ているような人は一定程度いるんだけど、みんな静かに手を振ったり楽器を叩いたりしてくれてる感じ。声を出す人は少ない。

例年の防衛省の演奏もないし、7km地点くらいでのYMCAも無い。なんだかさみしい。

最初の10kmは53分。今回はキロ5分より速く走らないように心がけているのでちょうど良い感じ。このペースでギリギリサブフォーならいいな!って感じ。ちなみに7km地点で最初のゼリーを食べる予定だったのだがうっかり忘れてしまい10km地点で対応。やっぱり走り慣れがないのでこういうエラーが多い。

なお、今回の給水所、アスリートビブスの下一桁で取る場所が分かれている。混雑を避ける対応だろう。なお、給水前に消毒をしろと言われてるのだけど対応しているのは半分くらいだったかな。走りながらだと無理があるんだよね,このルール。だけど、例年よりも路上にゴミが少なかった。みんなゴミ箱への投棄を励行しているみたいだ。

11km以降。ここも順調に走りたかったんだけど、前半でスピードが落ちてしまう。まず、早々に足にマメができてしまって痛い。やはり長距離を踏んでいないので足の裏が弱くなってしまってる。

前半に浅草を通るのはNEW WAYの東京マラソンって感じだね。今日は天気も良くスカイツリーと合わせて映える。これが東京マラソン。

ハーフ通過は1時間58分。一応2時間以内だけど、この感じだとサブフォーは難しそう。

蔵前橋を通過して、富岡八幡宮で折り返し。東京を巡れるのはやはり楽しい。

序盤からなんだけど今日は右腰が早々と痛い。25km地点くらいにエアーサロンパスの利用所があったので、東京マラソン参加して初めて利用させてもらった。右腰にプシュー! 結果、痛みがおさまった、すごいぞエアサロ。

だけど全体的に良くなくスピードが上がらない。キロ6分を割る感じ。30km地点で2時間56分。

以降はキロ7分を割るようになる、スピード出せない感じ。ツラい。

そんな中で嬉しいことがあった。後半になると沿道の応援が(例年より少ないながらも)増えてくる。一番嬉しかったのが35km地点くらいの給水ボランティアさん。みんなで笑顔で手を振ってくれる。ボランティアさんはランナーと同じくPCR検査を受検して対応してくれている。PCRで陽性なんか出てしまうとボランティアどころではなく、生活にも影響が出てしまう。それでもこうして対応してくれて、笑顔で応援もしてくれる。嬉しかった。感涙した。声を出して泣いてしまった。マラソン大会に賛否がまだまだある中で、本当にありがたかった。

終盤の田町折り返し。東京タワーが素敵だけど、もう体力が無い。なんか目の焦点が合わなくなってくる感じがしてきた、この感覚は初めてだ。ちょっとヤバいと思い始めた。でも、止まらない。どんなタイムだろうと絶対完走してやる。その一心で走り続けた。

そして残り1km。丸の内に向かって走る。ビル風が厳しい。でも頑張る。

いよいよ見えてきたフィニッシュゲート。2年ぶりのフルマラソン、フィニッシュ!

タイムはネットで4時間23分台。ふがいない、ふがいなさすぎる。サブ4.5ではあるけど東京マラソン4大会ぶりにサブフォーを逃した。でも、これで、40歳にして実に40回目のフルマラソン完走。走り切れた、これだけは良かった。走らせていただいてありがたかった。

フィニッシュすると、会場案内から「マスクを直ぐ着用ください」と何度も言われる。一番息苦しいときにマスクしろって無理だよ。でもランナーみんな即座にマスクしていてすごいなと思った。今日思ったんだけど、ランナーのマナーがすごく良いんだよね。ルールはできるだけ守っている感じだし、やはりみんな、マラソン大会が戻ってきてほしいのだろう。いちゃもんつけられてまた中止なんてごめんだ。そんな意思を感じた。

ゴール後の動き。メダルなどはかけてくれない。1つの袋に入れられてドリンクなどとともに自分で取る方式。


後、今回はフィニッシャーズタオルではなく、タオル地のポンチョ。これはなかなか良いね。自分で取る方式です。

後、豊洲市場の方が別個でみかん配ってくれました(自分で取る方式)

その後、1週間前に預けた荷物を受け取る。クロネコヤマト対応なので受け取るときにサインが必要でちょっと笑った。なお、荷物受け取りの係の人がみんな「完走おめでとう」って祝ってくれるのホントうれしかった。

ふがいなかったが2年ぶりにフルマラソンを完走できた。沿道応援してくれた人もいたんだけど、全般的に静かでいつもの東京マラソンとは違うな、と思った。これまでは引っ切り無い声援や演奏が続いて超楽しいのだが。東京の名所を楽しめるってよりも、東京の人が挙って応援してくれるのが東京マラソンの醍醐味なんだよな、今回改めてそう思った。こうしてマラソン大会を復活してくれたのはとてもとてもありがたかったのだけど、声援でいっぱいの東京マラソン、これが戻ってきてほしい。それまで頑張るぞ!

【おまけ】テレビ局のインタビュー

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