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【なぜ大学職員になりたいのか?をトコトン追求】なぜ教育学部を卒業し教師にならずに大学職員になったのか(実際の回答例つき)

【更新:2024年2月2日】


簡単に自己紹介

(※ブログをご覧頂いている方は改めまして)
初めまして。30歳で大手私立大学に転職したkenseeと申します。
前職は自治体職員の公務員として働いていましたが、大学での研究支援に憧れて30歳で転職しました。
(おそらく)全国で最も多くの大手私立大学から内定をもらったと思っています。
【実績】早慶上智(1校)・関関同立(2校)・その他中堅大学(2校)

ぼく自身の合格体験談(面接で聞かれたことや選考内容など)は、ブログで公開していますので、よろしければご覧ください。


ぼくが転職活動を行なっていた頃は、「大学職員になるための情報」はほとんどありませんでした。ネットの情報も少なく、とても転職活動に苦労しました。

そんなこともあり、自身の転職体験や準備方法などこれから大学職員の転職(就職)をお考えの方へ情報提供ができればとの思いで、2018年夏より「大学職員に1ヶ月の準備で転職しよう!」をモットーにしたブログで、自分自身の選考内容や準備したこと・面接対策、さらには大学・教育テーマのトピックスなど随時発信しています。100記事を超えまして、ぼくが大学職員の転職についてお伝えすべきことはほぼ網羅されてきたのもあり、ブログをご覧いただき、個人的にエントリーシートの添削などサポートさせて頂いた方からも大手私立大学に内定された方も増えてきました。
よければブログものぞいてみてください。

教育学部出身=教員(教師)になる?

実はこのnoteのタイトル、ぼくの実話です(笑)
このnoteでは、教育学部、教育大学、教師などの教育分野をご経験された方の転職に参考になればと思い、「なぜ大学職員になるのか?」という問いに対してぼく自身が、どのように考え、大学職員の面接においてどのように対応してきたのか自分自身の全てを書いてみました。特に、教育学部を卒業し(公務員を経て)なぜ大学職員になったのか、という点は、教育以外の学部や企業勤務をご経験された方でも十分参考になるように「なぜ大学職員になるのか」という部分にスポットを当てかなり詳細に書いてみました。

ぼく自身実は学生時代、教育学部で教育学を専攻していました。
学校教育での教育を学び、さらには教員養成カリキュラムで教員免許も取得しました。

そんなぼくですが、大学と学部を選んだのは、もちろん教師になるためです。
当時は高校の教師になりたいと思っていたので、迷わず教育が学べる大学、教員免許が取得できる大学を選びました。

そして晴れて大学合格。
「よし!これから教師になれるようにがんばろう!」

入学して半年が過ぎ、後期に入ると、教員養成カリキュラムでは「学校現場実地訪問」という科目を履修します。(ぼくの大学では1年生の後期でした)

週に1回、近隣の公立学校や附属の学校に学校訪問をして授業風景などを見学します。

そこでは、現職の先生方から色々な話を聞くことができます。
子供たちのこと、学級運営のこと、宿題、成績、丸つけ、テスト、保護者対応などなど。

学生:「いつ翌日の授業の準備をしているのですか?」
先生:「深夜です。家か学校でやっています」

学生:「部活の運営は顧問の先生が決めているのですか?」
先生:「すべて自分で決めています。教師1年目でも部活動指導があるので、土日練習が続く時期は3ヶ月休みがなかったですね。あははは」

ぼくは正直、ここで「教師は生半可な気持ちではなれない仕事だ…」と思ってしまい、そこから教師になるのは自分には無理だと思うようになってしまいました。
(正直、引いてしまったというのが事実)

この実地研究で現場の先生方が"ありのまま"を話してくださったお陰ですが、ぼくは教師になる以外の方法を考え始めます。
子どもは好きですが、教師が天職とは思えなかったですし、何より自分を犠牲にして仕事に人生を賭けることに自分は決心できませんでした。

こうした疑問を持っている教育学部の学生さんや教育大学で学んでいる(いた)方もたくさんいると思います。
その"疑問"をぜひ大切にしてください。
「自分は教師に向いていないかも」と思ったとき、他の仕事もある中で、教師だけがひとつの答えではないです。

教師になるには、教員カリキュラムを受けていればある程度なるには簡単かもしれませんが、教師になった「その後」がとても大変だと思います。

後悔する前に、動きましょう。

教育学部や教育大学であれば、学生の9割以上が教師になると思います。
実際にぼくの周りの学生も、教師以外になった人は本当に数える程しかいませんでした。
でも、教師以外の道を選んだ人もきちんといます。ぼくもその一人です。

「教師以外の道もある。でもせっかく大学で教育の勉強をしたのだから教育分野の仕事がしたい」
そんな考えになるのは、ある意味、当然だと思います。

ぼくの場合は、公務員(行政職)を経て大学職員になりました。
そこでは、「なぜ大学職員なのかの前に、なぜ教師にならなかったのか?」という質問がバンバン飛んできました。

教育学部や教育大学出身の方は、「教育分野の仕事がしたい」という理由はいくらでも言えると思いますが、「なぜ教師にならなかったのか」という理由付けも実はとても重要です。

このnoteでは、そんなぼくがなぜ大学職員を目指した(転職した)のかについて、なるべく具体的に、どのような考え方でどのように大学職員になったのかその経験を書きたいと思います。

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