Zoomに入社して1年！
昨年2021年の4月5日にZoomに入社してから1年が経ちました。良い機会なのでこの1年の仕事のことを振り返ってみたいと思います。見出しの写真は会社設立10周年のTシャツを着ている私です。
Zoomで何をしているか？
そもそもZoomでこの1年、何をしているか、いい機会なので説明したいと思います。ZoomというのはいわゆるSaaSなのですが、SaaSの素材（Zoomの場合はビデオコミュニケーションとそのインフラ）をPaaSで売るというビジネス、いわゆるプラットフォームビジネスを担当しています。業界ではコミュニケーションに閉じて、CPaaS = Communication Platform as a Serviceという表現も使われ始めています。
IT業界意外の人にはちんぷんかんぷんですよね、すみません。たとえ話で説明しますと、SaaSは完成品の自動車だと思ってください。当たり前ですが、車は買ったらすぐ運転して利用できますよね、Zoomもサインアップしたらすぐウェブ会議やウェビナーを利用、開催することができます。一方PaaSは車を構成する部品だけを売るビジネスだと思ってください。とても優れた車のエンジンやシャーシだけが欲しい、それらを用いてカスタムカーを自分で作りたいというニーズも世の中、ありますよね。あるいは高性能な車のエンジンを用いてトラック、あるいはボートを作りたいというようなことももしかしたらあるかもしれません。同様に、自社の製品やサービスに、Zoomの優れたビデオコミュニケーションのエンジンを組み込んでご利用頂くのがZoomのPaaSビジネス、プラットフォームビジネスです。詳しくは昨年開催したウェビナーのレポートをご覧ください。
入社前に思っていたこと
前職のDropbox時代からアライアンスパートナーとしてZoomとは一緒にイベントをやったり、ウェビナーを開催したりしていたし、ヘビーユーザーでもあったのでそれほど不安はあまり無かったです。逆にAPIやSDKのプラットフォームビジネスに取り組む日本で最初のポジションということでワクワクしていた記憶があります。前任者がいない仕事って、大変なことも少なくないですが、個人的に結構好きだったりします。
入社して予想通りだったこと
Zoomそのものについては前述の通り使い慣れていましたし、Best of Breedというだけあって、Dropboxといろいろ同じ業務システムを使っていたので慣れるのにはそれほど時間がかかりませんでした。また、人についてもある程度知っている人もいたので、そんなに違和感なく馴染めたのかなと思います。あと予想通りだったのは100%リモートで在宅勤務だったことですね、Dropboxでもコロナ以降はずっと在宅だったのでここも全く問題ありませんでした。
私の在宅勤務環境については少し前の記事ですが、もしご興味があればこちらをご覧ください（だいぶ変わっているのでいずれ更新します！）。
入社して意外だったこと
予想外だったことといえば、自分が担当するプラットフォームビジネスについては思っていた以上に発展途上でしたね。これからだということはある程度は予想していたのですが、本国のアメリカでもまだ確立しているとは言い難い状態で、日本ではほとんど未開拓な状態でした。その分とてもやりがいも感じています。
もう一ついい意味で意外だったのが、PaaSのビジネスは日本では自分ひとりで一から十までやるんだろうなと思っていたのですが、想像していた何倍も直販営業、チャネル営業、プリセールス、マーケティング、セールスイネーブルメント、カスタマーサクセス、サポートなど多くの部門の協力が得られたことですね。このあたりはZoomの文化「Delivering Happiness」で、みんな助け合うという文化が根付いているのが大きいですね。いつも本当にありがとうございます！
この1年の成果
そんな恵まれた環境のお陰様で日本でもこの1年で非常に多くのお客様にZoomのプラットフォームをご採用頂くことができました。特にありがたかったのが、そのうち何社かの企業様が採用に当たりプレスリリースを打ってくれたことですね。その結果、最近はISVプログラムやISV契約という指名で問い合わせいただくことも増えてきました。ありがとうございます！
また、さまざまな情報発信を通じてZoomのプラットフォームビジネスやISVプログラムについて認知を広げることが少しはできたかなと思っています。こちらも社内外の関係者の皆さまのご協力、ありがとうございました！
2年目に向けた抱負
1年目としてはそれなりの成果は残せたものの、ビデオコミュニケーションプラットフォームの潜在的なポテンシャルからすると全然まだまだこれからだと思っています。2年目はこれまで以上に多くのサービスに採用してもらえるよう、引き続きがんばっていきたいです。特に力を入れていきたいと思っているのがマーケティングとPRです。より多くの方にZoomのプラットフォームビジネスのことやISVプログラムのことを知ってもらうことが今後のビジネスにつながるはずなので、外部メディアや、オウンドメディア、Noteでの個人的な発信をもっと強化していこうと思っています。
これからもよろしくお願いいたします！
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